新潟記念
レース展望

サマー2000シリーズの最終戦。今年はアルバートドック、マイネルミラノ、クランモンタナ、ダコールが勝てば優勝、ベルーフも勝てば優勝の可能性がある。過去10年で1番人気は[1−0−0−9]で1連対のみ。2番人気は[1−1−0−8]で2連対、3番人気は[0−0−2−8]で連対なし。6〜9番人気が8連対、10番人気以下が4連対と多く、10年のうち9年で6番人気以下が連対している。

最近5年の馬連は108倍、114倍、204倍、22倍、68倍で3年が万馬券。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。過去10年でトップハンデは[1−0−1−11]で1連対のみ。年齢別では3歳[0−0−0−5]、4歳[3−1−1−20]、5歳[3−5−5−44]、6歳[1−2−4−39]、7歳[3−2−0−18]、8歳以上[0−0−0−11]で5歳馬が活躍。最近は人気薄高齢馬が激走が目立つ。

ダコールは芝2000mのハンデG3[1−1−2−9]で前3走は新潟大賞典4着、七夕賞2着、小倉記念4着。前走小倉記念は直線で前にいた馬が外に寄れた煽りを受けて外に振られるロスがあった。勢いがついたところでの不利だっただけにかなり堪えている。ここを勝てばサマー2000シリーズ優勝となるため、陣営はMデムーロ騎手を乗せて勝負にきている。昨年の新潟大賞典勝ち馬。Mデムーロ騎手でひと押しがあれば。

アルバートドックは小倉大賞典で重賞初制覇。その後は不振が続いたが、前走七夕賞で中団から早めに動いてメンバー3位の35.9秒で差し切って重賞2勝目を挙げた。右回りの芝1800〜2000mでは[4−2−1−2]。この条件では堅実に走っている。今回はハンデ1キロ増の58キロと[0−0−0−2]の左回りの克服が課題。今年の重賞で戸崎騎手は1番人気[5−2−0−0]、2番人気[2−2−1−1]。

函館記念勝ち馬マイネルミラノ、小倉記念勝ち馬クランモンタナ、同2着馬ベルーフ、同3着馬エキストラエンド、2連勝でオープン入りしたアデイインザライフ、中日新聞杯2着馬ファントムライト、前走七夕賞7着のバーディーイーグル、同8着のルミナスウォリアーなど伏兵は多士済々。過去10年で1〜3番人気はわずか3連対のみ。昨年は6番人気のパッションダンスが勝ち、6−9−13番人気で3連単38万馬券が飛び出した。

マイネルミラノは前走函館記念を1分59秒0(稍重)で逃げ切って重賞初制覇。昨年の新潟記念は2番手から抜け出し、1分58秒2(稍重)で走って頭差の2着に粘った。柴田大騎手が強気な騎乗で粘らせるか。クランモンタナは前走小倉記念で重賞初制覇。いつものように勝負どころでズブさを出したが、剛腕の和田騎手がこれでもかと目一杯に追って持ってきた。ハンデは2キロ増の56キロ。14年の新潟記念で2着がある。

ベルーフは前走小倉記念で直線で前にいた馬が外に膨れ、外に振られるロスがありクビ差の2着。芝2000mのG3は[1−2−0−1]。ハービンジャー産駒。新潟大賞典では9着に終わっている。アデイインザライフは芝2000mの1000万、1600万条件を最速上がりで2連勝。京成杯&弥生賞3着があるディープインパクト産駒。これまで12戦して9戦が上がり最速。地力より上がりの速さが問われるレースになれば。

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