紫苑S
レース展望

OP特別として行われた過去10年の1番人気は[1−1−2−6]で2連対のみ。オークスから直行した馬は[0−0−2−3]で3着止まり。2番人気は[2−3−0−5]で5連対、3番人気は[0−0−1−9]で連対なし。6〜9番人気が2連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は43倍、18倍、21倍、16倍、39倍で中穴決着が続いている。人気薄を絡めて20倍前後を狙うのが妙味。

関東馬[8−7−8−97]、関西馬[2−3−2−23]で関東馬の連対が多い。関西馬は5番人気以内[2−3−1−6]、6番人気以下[0−0−1−17]で人気薄は不振傾向。6番人気以下で連対したのは全て関東馬。穴で決め手のある差し追い込みタイプの関東馬に注意。6番人気以下で連対した6頭は前走1、6、9、9、10、12着で5頭が6着以下に負けていた。前走惨敗した馬の巻き返しに注意。

ビッシュはフローラSで1番人気に支持されたが、最後方からメンバー最速タイの34.6秒で追い込んで0.7秒差の5着。2戦連続馬体減を考慮して横山典騎手が無理しなかった。前走オークスは中団の外から早めに動いて0.1秒差の3着。馬体が12キロ増えて回復していた。ディープインパクト産駒で末脚に持続力があり、小柄な牝馬でも勝負根性がある。中山では芝1800mの500万条件を勝っている。ひと夏越して馬体がどこまで成長してくるか。秋華賞出走には3着以内が条件。テン乗りの戸崎騎手に乗り替わる。

パールコードは前走フローラSを好位からメンバー5位タイの35.3秒で伸びて0.5秒差の2着。チェッキーノに切れ負けして突き放されたが、最後までしぶとく伸びて2着を確保した。2戦連続の長距離輸送が影響したのか、馬体が14キロ減っていた。オークスの出走権を獲ったが、体調が整わず回避し放牧に出された。中山芝2000mのミモザ賞を先行して勝っている。500キロを超える馬格のある牝馬で切れより地力タイプ。上がりの速さが問われる東京より中山の方が合っている。本番前にどこまで仕上げてくるか。

フラワーC勝ち馬エンジェルフェイス、同2着馬ゲッカコウ、同4着馬ギモーヴ、阪神JF2着馬ウインファビラス、クイーンS2着馬フロンテアクイーン、前走いわき特別2着のクィーンズベスト、2連勝中のパーシーズベスト、前走500万条件を圧勝したヴィブロスなど。エンジェルフェイスはフラワーCをは前半5F61.5秒のスローペースで逃げ切り勝ち。前走オークス10着は距離が長かったか。フラワーCを勝った中山、距離短縮、全面野芝の開幕週。過去10年で逃げ馬は[1−1−1−7]。テン乗りの浜中騎手に乗り替わる。

クィーンズベストはチューリップ賞で4着がある。右回りの芝1800〜2000mでは[0−3−1−1]で4着以内を確保。ヴィルシーナの近親で前に行ってしぶとい脚を使える。パーシーズベストは未勝利、500万条件を連勝。まだ粗削りだが、ディープインパクト産駒で末脚に持続力がある。柴山騎手に乗り替わる。ヴィブロスは重賞で惨敗が続いたが、前走中京芝2000mの500万条件を4馬身差で圧勝。ヴィルシーナの全妹で馬主は大魔神・佐々木氏。1週前に坂路で50.9秒を出している。マカヒキの友道厩舎の管理馬。

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