マイルCS
レース展望
秋のマイル王決定戦。過去10年で1番人気は[3−3−2−2]で6連対。G1馬は[3−1−1−2]、G1馬以外は[0−2−1−0]で1着があるのはG1馬のみ。4〜10番枠は[3−2−1−1]だが、13番より外枠は[0−1−1−1]で未勝利。2番人気は[1−1−1−7]で2連対、3番人気は[0−3−0−7]で3連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は8、11、13、14番人気。
09〜11年は10番人気以下が連対して66倍、142倍、128倍と荒れたが、12年以降は25倍、19倍、38倍、17倍で中穴までに収まっている。連対馬20頭のうち13頭が前走3着以内。前走6〜9着は[4−3−1−37]で7連対。前走10着以下は[0−0−0−39]で3着以内なし。穴で前走重賞で6〜9着に負けて人気を落とした馬に注意。前走重賞以外は[0−0−1−6]で不振。
年齢別では3歳[0−0−1−35]、4歳[3−5−4−25]、5歳[4−4−4−42]、6歳[2−1−1−31]、7歳以上[1−0−0−16]。3歳馬は11年前に4番人気のダンスインザムードが連対したが、過去10年では3着が1回あるのみ。5番人気以内の4歳馬は[3−4−3−8]、5歳馬は[3−3−2−5]。人気の4、5歳馬を重視。7歳以上の連対は1番人気の8歳馬カンパニーのみ。
サトノアラジンは京王杯SCを後方からメンバー最速タイの32.4秒で豪快に差し切って重賞初制覇。前走スワンSは後方からメンバー最速の33.6秒で豪快な大外一気を決めた。芝1400mでは2戦2勝。流れが速くなる芝1400mでは折り合いがつきやすく、そのぶん追ってから弾ける。芝1600mは[2−2−1−2]で昨年のマイルCSと今年の安田記念は0.2秒差の4着。マイルCSはフィエロとイスラボニータ、安田記念はフィエロに先着されたが、今回はマイルCSと安田記念の勝ち馬は出走していない。
休み明け[2−2−1−1]、叩き2戦目[3−0−1−1]。10〜12月は[1−1−1−5]でひと息だが、芝1600m以下なら[1−1−0−1]。差し追い込みタイプだけに展開や馬場に左右されそうだが、中団あたりで前を射程圏に入れて進めれば、末脚の威力で捻じ伏せてもおかしくない。今年の重賞で池江厩舎の管理馬は1番人気なら[5−2−2−3]、G1で1番人気なら[1−1−1−0]で3着以内を確保。馬主の里見氏は菊花賞をサトノダイヤモンドが勝ってG1初制覇。G1の呪縛から解き放たれた。
イスラボニータは14年の皐月賞馬。芝1600mは[1−2−1−1]で富士S2着、新潟2歳S2着、マイルCS3着がある。前走富士Sはは中団の内からメンバー3位タイの33.7秒で伸びて0.1秒差の2着。58キロを背負って地力を示した。昨年のマイルCSは出遅れて後方からメンバー最速の33.0秒で内から伸びて2着にクビ差の3着。上がり勝負になっただけに余計に出遅れが響いている。京都は2戦目。前走に続きルメール騎手が騎乗する。安田記念を勝ったロゴタイプのように社台の皐月賞馬がマイルG1で復活するか。
ヤングマンパワーは1600万条件、関屋記念、富士Sを3連勝。関屋記念は好位の外から抜け出して1分31秒8の好タイムで優勝。前走富士Sは3番手につけ、メンバー6位の33.8秒で抜け出して1分34秒0で制した。直線で追い出しを待つ余裕があり、一番最後に追い出すとグッと前に出てそのまま押し切った。切れより地力タイプだが、スローの上がり勝負に対抗できた。左回りで3連勝したが、右回りの芝1600mは[2−0−2−2]でアーリントンCを勝っている。戸崎騎手からバルザローナ騎手に乗り替わる。
高松宮記念&スプリンターズS2着馬ミッキーアイル、マイルCSで2年連続2着のフィエロ、札幌記念勝ち馬ネオリアリズム、マイル重賞2勝の3歳馬ロードクエスト、ダービー卿CT勝ち馬マジックタイム、中京記念勝ち馬ガリバルディ、前走スワンS2着でMデムーロ騎乗のサトノルパンなど。ミッキーアイルは芝1600m[5−1−0−3]で古馬混合G1では安田記念16着(不良馬場)、15着(差すレース)、マイルCS13着(前半5F56.7秒のハイペース)。マイペースの逃げに持ち込んでどこまで踏ん張れるか。
フィエロは京都芝[1−5−2−2]で芝1600mは[1−3−1−1]。2走前の安田記念はメンバー最速の33.5秒で伸びて0.2秒差の3着。前走スワンSはスタートで躓いて9着に終わったが、叩き2戦目、得意の京都でどこまで変わるか。ネオリアリズムは前走札幌記念を逃げて2馬身差で圧勝。2着モーリスは次走天皇賞(秋)を制した。芝1600mは初めてだが、芝1800mは[2−0−1−2]で小倉大賞典で3着がある。安田記念勝ち馬リアルインパクトの半弟。昨年のウェルカムSで騎乗したムーア騎手に乗り替わる。
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