京都2歳S
レース展望

14年に重賞に昇格。OP時代を含め、過去10年で1番人気は[4−2−3−1]で7連対。重賞昇格後はティルナノーグが7着、アドマイヤエイカンが3着に終わった。2番人気は[1−1−1−7]で2連対、3番人気は[1−0−1−8]で1連対のみ。連対馬15頭が5番人気以内、残る5頭は6〜9番人気。最近5年の馬連は51倍、21倍、11倍、38倍、23倍。1番人気が勝っても2着に人気薄が来ることが多い。

連対馬20頭のうち17頭が前走連対。前走OP以上でS7、9、10着から巻き返した3頭には芝1800mで勝ち星があった。前走500万条件勝ち馬は[1−0−0−1]だが、2着以下は[0−0−2−17]で不振。前走新馬戦勝ち馬は[5−5−4−11]で10連対。1番人気なら[3−1−2−0]で全馬が単勝1倍台の断然人気に支持され、3着以内を確保している。素質&能力があればキャリアは問われない。

プラチナヴォイスは京都芝1800mの未勝利戦を出遅れて後方からメンバー最速の34.5秒で差し切って4馬身差で圧勝。開幕週で時計が出やすい馬場だったが、勝ちタイム1分45秒9はレコード。前走萩Sは2番手からメンバー2位の34.1秒でまとめて快勝。2着ヴァナヘイムに0.3秒差をつけた。祖母スターズインハーアイズはディープインパクトの半姉。前走のレースぶりから内回りでも問題なさそう。今年は2勝馬が2頭しかおらず、重賞実績のある馬がいない。キャリア4戦、OP勝ちの経験を生かして素質馬を蹴散らすか。

ヴァナヘイムは小倉芝1800mの新馬戦を軽く仕掛けただけで楽勝。レースのラスト3Fは12.4−12.2−12.1秒(稍重)で尻上がり。前走萩Sは前半5F62.4秒のスローペースで中団からメンバー最速の34.0秒で伸びて0.3秒差の2着。勝ったプラチナヴォイスの上がりを0.1秒上回った。母はマーメイドS勝ち馬グルヴェイグ、祖母はエアグルーヴ。サンデーレーシングで8000万円で募集された馬。今年の2歳重賞でサンデーレーシングの馬が1、2番人気なら[2−2−1−0]。シュタルケ騎手に乗り替わる。

カデナは阪神芝1800mの未勝利戦を好位からメンバー最速の35.0秒で差し切って快勝。2着ガンサリュートは次走未勝利戦を好タイムで勝っている。前走百日草特別は後方からメンバー最速の33.4秒で伸びて0.1秒差の2着。勝ったアドマイヤミヤビは強かったが、カデナは直線で狭くなって追い出しが遅れるロスがあった。スズカコーズウェイの半弟でメンバー唯一のディープインパクト産駒。今年の重賞で福永騎手は3番人気以内[9−6−2−7]、4番人気以下[1−2−4−23]。カデナは3、4番人気あたりか。

前走新馬戦を勝ったベストアプローチ、ダノンディスタンス、未勝利、紫菊賞を連勝したアダムバローズ、前走京都芝1800mの未勝利戦を勝ったソーグリッタリングなど。ベストアプローチは京都芝2000mの新馬戦を中団からメンバー最速の34.8秒で差し切って2分2秒1で優勝。2着アドマイヤローザは次走未勝利戦を圧勝している。ステファンスに似たようなタイプ。ダノンディスタンスは京都芝2000mの新馬戦を中団からメンバー最速の34.2秒で差し切って2分4秒3で優勝。セレクトセールで6264万円で取り引きされた馬。祖母にトゥザヴィクトリー。過去10年の京都2歳Sでダノックスは[0−2−2−0]で3着以内を確保。最近の重賞はセレクトセールの高額馬や一口馬主の高額募集馬の活躍が目立っている。

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