金鯱賞
レース展望

12月に移動した過去4年で1番人気は[1−1−0−2]で2連対。G2勝ちのある馬は[1−1−0−0]だが、ない馬は[0−0−0−2]で不振。過去4年は6−8−4番人気、3−6−8番人気、1−4−2番人気、5−1−4番人気で決着し、馬連は93倍、27倍、12倍、14倍、3連単は914倍、584倍、85倍、221倍。最近2年は3着まで5番人気以内で決着。穴で6〜8番人気に注意。

関東馬は[1−1−0−8]、関西馬は[3−3−4−35]で関西馬が活躍。関東馬が連対がなかったが、昨年ワンツーを決めた。6番人気以下で3着以内に入った馬は全て関西馬。穴で関西馬に注意。過去4年は必ず池江厩舎の管理馬が3着以内を確保。6番人気が勝ち、4、6番人気が2着、4番人気が3着。4頭は前走重賞で2、4、5、8着に負けていた。今年は前走天皇賞(秋)10着のサトノノブレスが出走予定。

サトノノブレスは今年G2&G3では[2−1−1−0]。鳴尾記念を1分57秒6のレコードでステファノスに勝ち、オールカマーでゴールドアクターにクビ差の2着に入った。6歳馬でも衰えはなく、G2以下では堅実。中京芝2000mは[1−1−1−0]で中日新聞杯1着、金鯱賞2、3着がある。中日新聞杯は58キロだったが、今回は56キロで出走できる。日本初来日となるフランスの新星シュミノー(22歳)が騎乗する。

ヴォルシェーブは屈腱炎から復帰し1600万条件2、1着。前走AR共和国杯はメンバー最速の33.5秒で追い込んで0.1秒差の3着。大外から前を飲み込む勢いで伸びてきたが、最後は脚色が一緒になった。それでも重賞で通用するメドは立った。左回りは[3−2−1−0]。芝2000mは[1−2−0−1]で左回りでは[1−1−0−0]。3戦連続でMデムーロ騎手が騎乗する。最近は著名人馬主の活躍が目立つ。

昨年の菊花賞3着馬リアファル、昨年の宝塚記念2着馬デニムアンドルビー、中山金杯勝ち馬ヤマカツエース、14年の菊花賞馬トーホウジャッカル、中山牝馬S勝ち馬シュンドルボン、中日新聞杯3着馬レコンダイトなど。リアファルは左前脚腱鞘炎を発症し、11ヶ月ぶりの出走となる。有馬記念の叩き台という位置づけだが、音無調教師は人気がないときに走らせる傾向がある。中京芝2000mではマレーシアC(重)を勝っている。

デニムアンドルビーは右前浅屈腱炎を発症し、1年5ヶ月ぶりの出走。G1実績馬が54キロで出走できるが、どこまで仕上がってくるか。先週の京阪杯をネロで逃げ切ったバルザローナに乗り替わる。ヤマカツエースは芝2000mのG2、G3で[2−0−1−3]。昨年の福島記念で負かしたミトラは次走金鯱賞を勝っている。池添騎手はシンハライトが故障してから重賞では[0−0−0−13]で人気馬でも不振が続いている。

トーホウジャッカルはG1で善戦止まりが続いている。芝2000mは1000万条件2着、札幌記念8着。シュンドルボンは府中牝馬S5着、エリザベス女王杯6着。スローの上がり勝負で後方から追い込むレースを続けている。丸田騎手に乗り替わる。レコンダイトは中日新聞杯で0.1秒差の3着。サトノノブレスとは斤量3キロ差がなくなるが、中日新聞杯は休み明けだった。音無厩舎はリアファルと2頭出し。武豊騎手が騎乗する。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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