朝日杯FS
レース展望

14年から阪神芝1600mに変更された。過去10年で1番人気は[3−2−2−3]で5連対。前走勝ち馬は[3−2−1−1]、前走2着馬は[0−0−1−2]。単勝1倍台は[0−2−0−1]で未勝利。2番人気は[3−1−1−5]で4連対、3番人気は[1−0−2−7]で1連対。連対馬15頭が5番人気以内、残る5頭は6、7、7、10、14番人気。最近5年のうち3年で人気薄が連対し、馬連は15倍、15倍、77倍、140倍、5倍。14年は14番人気のアルマワイオリが2着に激走して馬連万馬券になった。

連対馬17頭が前走3着以内。前走勝ち馬が12連対。勝った勢いで連勝する馬が多い。残る3頭は前走デイリー杯2歳S4着、東スポ杯2歳S4、9着。前走重賞なら巻き返せるが、4着以内が目安。前走新馬&未勝利は[1−0−0−6]、OP特別は[0−0−1−22]。前走500万条件は[4−1−4−37]。最近5年の連対馬10頭のうち5頭が前走500万条件1着。前走重賞は東スポ杯2歳S[3−2−1−14]、京王杯2歳S[1−4−2−34]、デイリー杯2歳S[0−3−2−14]。3着以内に入った馬を重視。

ミスエルテは阪神芝1600mの新馬戦をほとんど馬なりで2馬身差で圧勝。勝ちタイムは1分37秒2(稍重)。前走ファンタジーSは1枠1番から出遅れて後方からのレースになったが、大外からメンバー最速タイの33.6秒で豪快に差し切り、1分21秒8で優勝。川田騎手は手綱を軽く動かしただけ。着差以上に楽な勝ち方だった。馬体が6キロ減って腹目が細くなり、新馬戦よりテンションが高かった点は気になったが、それでこれだけ走るのだから大したもの。社台は牝馬同士の阪神JFではなく、牡馬相手の朝日杯FSを選んだ。

サンデーレーシングで4000万円で募集されたフランケル産駒で池江厩舎の管理馬。牝馬が朝日杯FSを勝てば、1980年テンモン以来、36年ぶりとなる。今年はレベルの高い牡馬がクラシックを目指してマイルの朝日杯FSを避けており、例年よりメンバーレベルが低い。社台はそのあたりとフランケル産駒の2歳G1完全制覇を狙って朝日杯を選んだのだろう。フランケルは種付けが制限されており、繁殖牝馬が審査に通らないと種付けができない。出遅れ、折り合いに課題があるが、まともに走れば牡馬相手でも勝ち負けできる。

ダンビュライトは中京芝1600mの新馬戦を好位からメンバー最速の37.2秒で差し切って5馬身差で圧勝。不良馬場で勝ちタイムは1分40秒7。前走サウジアラビアRCは中団の後ろからメンバー2位の34.2秒で伸びて0.2秒差の2着。直線で外から抜け出して先頭に立ったが、逆手前でフワフワして内にもたれ、ブレスジャーニー(次走東スポ杯2歳S優勝)に交わされた。3着には3馬身差をつけている。サンデーレーシングで3600万円で募集された新種牡馬ルーラーシップ産駒。2戦連続でルメール騎手が騎乗する。

モンドキャンノは函館2歳Sで好位からメンバー2位の35.4秒で伸びて半馬身差の2着。前走京王杯2歳Sは大外枠から中団につけ、メンバー最速の33.7秒で差し切った。2着レーヌミノルは阪神JFで3着に入った。レースのラスト3Fは11.3−11.2−11.7秒。高速上がりに対応できた。函館2歳Sはスムーズさを欠いたが、広くて直線の長い東京芝1400mで本来の力を発揮。短距離馬が多い安田隆厩舎の管理馬。先週の阪神JFはジューヌエコールが11着に終わった。テン乗りのバルザローナ騎手に乗り替わる。

札幌2歳S勝ち馬トラスト、未勝利、ベコニア賞を連勝したサトノアレス、前走京都芝内1600mの新馬戦を勝ったMデムーロ騎乗のクリアザトラック、前走黄菊賞を逃げ切ったタガノアシュラ、新馬&もみじSを連勝したレッドアンシェル、新馬、野路菊Sを連勝したアメリカズカップ、前走デイリー杯2歳S2着のボンセルヴィーソなど。トラストは札幌2歳Sを逃げて1分49秒9で2馬身半差で圧勝。前走東スポ杯2歳Sは2番手につけたが、33秒台で上がった馬に切れ負けして5着。柴田大騎手が強気なレースでどこまで粘らせるか。

サトノアレスは札幌2戦で2着に終わったが、未勝利、ベコニア賞を連勝。前走ベコニア賞はムーア騎手が騎乗し、中団から内を突いてメンバー最速の33.8秒で抜け出して快勝。前3走は時計の掛かる馬場だったが、東京の上がり勝負に対応できた。テン乗りの四位騎手に乗り替わる。藤沢和厩舎は2歳G1完全制覇なるか。クリアザトラックは新馬戦を2番てからメンバー最速タイの34.1秒で抜け出して快勝。最後は流す余裕があった。角居厩舎の管理馬で全兄にマウントシャスタ。陣営は2戦連続でMデムーロ騎手を確保している。

タガノアシュラは1番人気に支持された札幌2歳Sで出遅れて8着に終わったが、スローペースで逃げたときは2戦2勝。前走黄菊賞は前半5F61.2秒のスローペースで逃げ、ラスト3Fを11秒台でまとめて押し切った。3戦連続で騎乗する武豊騎手がどんな流れを作るか。レッドアンシェルは前走もみじSを中団からメンバー2位の33.6秒で差し切って快勝。稍重の札幌で新馬戦を圧勝してきた馬が中央の軽い馬場にも対応できた。440キロと小柄だが、運動神経のいい馬で脚捌きに切れがある。シュミノー騎手に乗り替わる。

アメリカズカップは前走野路菊Sを3番手からメンバー最速の34.1秒で差し切った。レースのラスト3Fは11.2−11.0−11.9秒。ラスト1Fでラップが落ちると最後は力で捻じ伏せた。音無厩舎はダンビュライトと2頭出し。ボンセルヴィーソは前走デイリー杯2歳Sをスローで逃げてラスト3Fを11秒台でまとめてクビ差の2着。他馬を怖がる面があるため、今回も前に行く手か。1番人気のミスエルテが出遅れるかどうかでレースは変わりそう。阪神は馬場が荒れてタフな状態。展開と馬場がマッチする馬に注意したい。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
香港ヴァーズ 馬連940円 3連単17,250円、阪神JF、カペラS的中!
12月に会員になった方は年間継続割引(確信度S予想の特典付き)に申し込みができます。

2016年夏以降の重賞 主な的中実績(GM)

◆MR予想(万馬券MR)
阪神JF 馬連・3連複、カペラS 馬連・3連単7,320円[○▲◎]的中!
ハンデ戦は斤量に恵まれた馬を狙うのが鉄則。ターコイズSは面白そうな馬がいます!

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