AJCC
レース展望
過去10年で1番人気は[2−0−0−8]で2連対。単勝1倍台は[2−0−0−1]、2倍以上は[0−0−0−7]。昨年は単勝4.4倍のサトノラーゼンが10着に終わった。2番人気は[4−2−2−2]で6連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。連対馬15頭が5番人気以内、残る5頭は6、7、9、9、11番人気。最近5年の馬連は3倍、33倍、149倍、119倍、19倍で堅いか波乱両極端。
4歳[1−2−1−13]、5歳[3−0−4−20]、6歳[3−1−3−27]、7歳[3−3−1−24]、8歳以上[0−4−1−21]で高齢馬が活躍。連対馬14頭が6歳以上。中山芝重賞で実績のある高齢馬に注意。6番人気以下で3着以内に入った10頭のうち7頭が6〜8歳馬。厳寒期に4、5歳の一線級はほとんど出走しないため、重賞実績のある高齢馬が激走するのがパターン。穴で6〜9番人気に注意。
ゼーヴィントは昨年3月に未勝利戦を勝って以降[3−2−1−0]で3着以内を確保。1番人気に支持されたラジオNIKKEI賞で重賞初制覇を飾り、今回と同コースのセントライト記念では3番手からメンバー4位の35.0秒で伸びてディーマジェスティにクビ差の2着に入った。前走福島記念は中団から早めに動いてメンバー3位の35.6秒で上がって0.2秒差の2着。初の古馬相手で1番人気に支持され連対を確保した。
右回りは[3−2−0−0]で中山は[2−1−0−0]。自在性があり、立ち回りが上手いため、トリッキーな中山コースは合っている。4歳馬のため、55キロで出走できる。戸崎騎手は今年1番人気で[0−5−1−16]で連対率22.7%。昨年は1番人気で活躍したが、今年はまだ1番人気で勝っていない。3週目でエンジンが掛かってくるかどうか。セントライト記念2着があるが、距離は微妙に長い感がなくもない。
リアファルは15年に神戸新聞杯を勝ち、菊花賞で3着に入った馬。有馬記念16着時に左前脚腱鞘炎を発症し、11ヶ月ぶりの出走となった前走金鯱賞は3番手からしぶとく伸びて0.2秒差の5着。スローの上がり勝負で切れ負けしたが、最後までしぶとく伸びて復調気配を示した。音無厩舎の管理馬でクリソライト、マリアライトの半弟。ひと叩きされ、坂路で好タイムを出している。G1を狙える実力馬が完全復活するか。
中山芝2200mで3戦3勝のミライヘノツバサ、菊花賞&天皇賞(春)4着馬タンタアレグリア、エリザベス女王杯2着馬シングウィズジョイ、前走中山金杯2着のクラリティスカイ、前走ディセンバーS2着のルミナスウォリアー、14年のダービー馬ワンアンドオンリー、15年のAJCC勝ち馬クリールカイザー、前走1600万条件を勝ったナスノセイカンなど。過去3年の連対馬は6歳が3頭、7歳が3頭。高齢馬に注意。
ミライヘノツバサは中山は[4−1−1−1]で皐月賞12着を除き3着以内を確保。中山芝2200mは未勝利、山吹賞、迎春Sを先行して押し切っている。前に行ってしぶとい脚を使うタイプ。内田博騎手が強気な騎乗で持ってくるか。タンタアレグリアは青葉賞&阪神大賞典2着馬。中山ではホープフルS7着、セントライト記念6着に終わっているが、G2なら力は足りる。昨年の天皇賞(春)以来でどこまで仕上がってくるか。
シングウィズジョイは前走エリザベス女王杯で3番手から抜け出してクビ差の2着。12番人気で穴をあけた。中山ではターコイズSを勝っている。再度ルメール騎乗で前走がフロックでなかったことを証明できるか。クラリティスカイは中山金杯で内ラチ沿いの3番手から粘り込んで0.1秒差の2着。斤量は0.5キロ軽くなるが、距離延長、メンバー強化で条件は厳しくなる。田辺騎手から柴田善騎手に乗り替わる。
ルミナスウォリアーは左回りの方が得意だが、中山芝[1−3−0−2]。柴山騎手は今年[1−1−3−32]、5番人気以内では[1−0−2−17]で連対率5%。ワンアンドオンリーは大不振が続いているが、中山で乗れている田辺騎手でどこまで変わるか。クリールカイザーは中山芝2200m[2−2−0−3]の巧者。早め先頭から後続を引き離してどこまで踏ん張れるか。田辺騎手から吉田豊騎手に乗り替わる。
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競馬アナリストGM
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