オーシャンS
レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。休み明けは[0−1−1−5]で1連対のみ。ただし12月に使われた馬は[0−1−1−1]。5枠より外枠は[0−0−1−4]で不振。2番人気は[2−1−0−7]、3番人気は[3−0−0−7]で各3連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対。最近5年の馬連は137倍、5倍、130倍、33倍、43倍。馬場が渋ると荒れる傾向がある。

年齢別では4歳[2−1−1−24]、5歳[5−1−4−34]、6歳[1−5−1−25]、7歳以上[2−3−4−47]で6歳以上の高齢馬が計11連対。最近7年の連対馬14頭のうち9頭が6歳以上。スプリント重賞実績のある6歳以上の高齢馬に注意。連対馬10頭が1〜3枠。毎年内枠が必ず連対している。内枠からロスなく回って前につけた馬が活躍。09年以降、7、8枠は[0−1−4−27]で不振。

メラグラーナは芝1200m[3−1−0−1]で唯一連対を外したのは重馬場の京阪杯14着。中山芝1200mはセプテンバーS、ラピスラズリSを勝ち2戦2勝。前走ラピスラズリSは5番手からメンバー2位の34.9秒で差し切って快勝。今回も人気になる2着ナックビーナスに0.2秒差をつけた。吉田和美氏はアルビアーノが引退したため、高松宮記念に向けてメラグラーナに懸かる期待は大きい。輸送すると馬体が大きく減るタイプだが、陣営はそれを考慮して調整している。重賞実績はないが、今年のメンバーなら勝ち負けできる。

ナックビーナスは芝1200m[3−1−0−2]。中山芝1200mはラピスラズリS2着、カーバンクルS1着。カーバンクルSでは6番手の内から馬群を捌いてメンバー2位の34.7秒で差し切って快勝。良馬場の芝1200〜1400mで休み明けでなければ[3−1−0−0]。前走京都牝馬Sは7着に終わったが、稍重で荒れた馬場だった。京都で使って中1週になるため状態面に注意が必要だが、実績のある中山芝1200mに替わるのはプラス。横山典騎手がブレイブスマッシュに騎乗するため乗り替わるが、鞍上は未定。

昨年のスプリンターズS5着馬スノードラゴン、距離を短くしてきたブレイブスマッシュ、前走カーバンクルS4着のクリスマス、芝1200mが4戦目となるレッドアリオン、昨年の北九州記念勝ち馬バクシンテイオー、昨年の京阪杯3着馬アースソニックなど。スノードラゴンは前2走惨敗したが、3走前のスプリンターズSで0.1秒差の5着がある。オーシャンSは14年が2着、16年が3着。今年9歳になったが、オーシャンSは高齢馬の激走が多いレースだけに侮れない。騎乗停止明けの主戦・大野騎手が騎乗できるのもいい。

バクシンテイオーは前走カーバンクルSで後方からメンバー2位の34.7秒で伸びて0.2秒差の6着。勝ったナックビーナスより4キロ重い58キロを背負っていた。今回は2キロ差に縮まる。中山芝1200mでは4、12、6着に終わっているが、適性がないとは思わない。陣営はシュタルケ騎手を確保している。オーシャンSは昔から内枠スタートからロスなく回った馬の激走が多い。能力差を枠順で相殺しやすいという点を考慮したい。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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