京王杯SC
レース展望
安田記念の前哨戦。過去10年で1番人気は[1−0−1−8]で1連対のみ。前走高松宮記念出走馬は[0−0−1−6]で不振。2番人気は[1−2−3−4]、3番人気は[1−2−2−5]で各3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が3連対。最近6年の馬連は183倍、29倍、225倍、26倍、69倍、26倍、43倍。人気薄の激走が多く、中穴以上の決着が続いている。
逃げ馬は[0−1−2−7]で1連対、先行馬は3連対のみ。前残りもあるが、差し馬が10連対、追い込み馬が6連対と多い。流れが速くなり差し追い込みが決まりやすい。決め手のある芝1400m巧者に注目。6番人気以下で連対した7頭のうち5頭が1000万条件以上の芝1400mで勝ち星があり、残る2頭には芝1400m重賞で4着以内があった。穴で速い持ちタイムがある馬に注意。
サトノアラジンはG1では[0−0−0−6]だが、G2、G3は[2−2−3−2]。芝1400m[2−0−0−0]で京王杯SCとスワンSをメンバー最速上がりで直線一気を決めている。流れが速くなる芝1400mは折り合いがつきやすく、終いの脚を生かしやすい。520キロを超える大型馬だが、休み明けは[2−2−1−1]で仕上がっていれば久々は苦にしない。昨年より1キロ重い57キロを背負うが、スワンSで57キロを背負って勝っている。東京では末脚が確実。流れが緩んで前残りにならなければ。
レッドファルクスは昨年欅S、CBC賞、スプリンターズSを3連勝し、G1を制した。主にダートを使われていたが、CBC賞とスプリンターズSで高速決着に対応できた。香港スプリントは12着に終わったが、今年緒戦の高松宮記念は1番人気に支持され、中団からメンバー6位タイの34.6秒で伸びて0.3秒差の3着。荒れ馬場、稍重の緩い馬場が影響して伸び切れなかった。芝1400mは[1−1−0−3]、ダ1400mは[3−1−1−3]で距離は守備範囲。Mデムーロ騎手とは[3−0−1−1]で好相性。
前走ダービー卿CT2着のキャンベルジュニア、同3着のグランシルク、昨年の京王杯SC3着馬ロサギガンティア、同4着馬ダッシングブレイズ、昨年のファルコンS勝ち馬トウショウドラフタ、阪急杯勝ち馬トーキングドラム、同2着馬ヒルノデイバロー、トリトンS勝ち馬トーセンデューク、前走大阪−ハンブルクC2着のブラヴィッシモなど。キャンベルジュニアは前走ダービー卿CTで3番手からしぶとく伸びて半馬身差の2着。芝1400mは今回が初めて。馬主は吉田和美氏。テン乗りのルメール騎手に乗り替わる。
グランシルクは重賞[0−1−1−5]で2着止まり。東京芝1400mは2戦2勝で1000万、1600万条件を最速上がりで勝っている。戸崎騎手では[3−3−3−1]で複勝率90%。ロサギガンティアは芝1400m[2−0−2−3]で15年の阪神カップを勝っている。東京ではオーロC1着、京王杯SC3着。昨年より1キロ軽い56キロで出走できる。ダッシングブレイズは昨年の京王杯SCで1分20秒0で走って0.4秒差の4着。前走マイラーズCは不甲斐なかったが、叩き2戦目でどこまで変わるか。
トウショウドラフタは左回りの芝1400m[5−0−0−2]で東京では[3−0−0−2]。前2走は惨敗したが、右回りだった。叩き2戦目、得意コースで変わり身に注意。トーキングドラムは阪急杯で重賞初制覇を飾り、高松宮記念で0.7秒差の6着に入った。芝1400mは[2−4−0−4]でベストの距離。阪急杯を勝った幸騎手に乗り替わる。トーセンデュークは前走トリトンSを1分19秒6でレコード勝ち。2着ビップライブリーは2走後に晩秋Sを1分20秒1で勝っている。セレクトセールで1億1550万円で取り引きされた馬。藤原英厩舎の6歳馬が素質開花か。
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競馬アナリストGM
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