函館スプリントS
レース展望

サマースプリントシリーズの第1戦。過去10年で1番人気は[3−2−0−5]で5連対。単勝1倍台は[1−1−0−1]、牝馬は[2−1−0−1]。14年に単勝1.6倍のストレイトガールが直線で前が壁になって11着に終わったが、それを除くと単勝1倍台、牝馬は堅実。2番人気は[2−1−1−6]で3連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。最近4年の馬連は90倍、273倍、195倍、170倍。最近は人気薄の激走が多く、かなり波乱傾向が強い。

牡馬は[5−8−5−89]で13連対、牝馬は[5−2−5−29]で7連対。牡馬は2着が8回と多い。牝馬は前走3着以内に入った馬が3番人気以内に支持されれば[4−0−1−2]で4勝。6番人気以下で連対した7頭のうち5頭が牡馬。穴で6歳以上の牡馬に注意。6番人気以下の牝馬は[1−1−2−22]で3着以内に入った4頭のうち3頭が差し追い込み馬だった。3頭は前走10、10、11着に惨敗していた。前走惨敗して人気がない差し追い込みタイプの牝馬、特に北海道の洋芝で実績のある馬に注意。

セイウンコウセイは芝1200m[3−1−0−0]で連対率100%。前走高松宮記念は4番手からメンバー3位タイの34.5秒で抜け出して1分8秒7(稍重)で優勝。前半3F33.8秒のハイペースで道中5番手以内につけた馬が13着以下に惨敗する中、直線で抜け出して後続を突き放した。重賞未勝利馬がG1初挑戦でG1制覇。これは何を意味するのだろうか。収得賞金が4650万円のため、G1馬が56キロで出走できる。北海道の洋芝は初めてになるが、パワーがあるため重い馬場は苦にしない。脚質的に小回りコースも問題ない。目標は先だが、仕上がり次第でここはあっさり通過か。ちなみに02年は前走高松宮記念を逃げ切ったショウナンカンプが単勝1.2倍台の断然人気、56キロで4着に終わっている。

シュウジは昨年の函館スプリントSで4番手からしぶとく伸びてソルヴェイグにハナ差の2着。続くキーンランドCではモレイラ騎手が逃げて0.1秒差の2着に粘らせた。スプリンターズSは0.1秒差の4着に善戦。暮れの阪神カップは6番手からメンバー最速タイの34.8秒で差し切り、1分21秒9(稍重)で優勝。今年は阪急杯が単勝1.6倍の断然人気で8着、高松宮記念が先行して直線で失速し15着に終わった。ひと息入れて立て直したが、どこまで復調してくるか。暑くなると調子を上げるタイプで6〜9月は[3−2−0−0]で連対率100%。昨年の函館スプリントSは52キロだったが、今年は56キロを背負う。それでもG2の阪神カップ勝ち馬が56キロというのは有利か。テン乗りの武豊騎手に乗り替わる。

函館2歳S&キーンランドC勝ち馬ブランボヌール、13年の函館スプリントS勝ち馬クリスマス、昨年のデイリー杯2歳S勝ち馬ジューヌエコール、昨年の函館2歳S勝ち馬レヴァンテライオン、前走鞍馬Sを勝ったキングハート、前走大阪―ハンブルクCを勝ったエポワス、ダート短距離重賞3勝のノボバカラなど。ブランボヌールは北海道の芝1200mで3戦3勝。昨年のキーンランドCは5番手から抜け出して1分8秒5で優勝。その後は11、13着と不振だが、洋芝巧者だけに要注意か。休み明けは[1−0−1−2]。仕上がり面に注意。クリスマスは函館芝1200m[3−0−1−0]で3着以内を確保。今年はオーシャンSで0.1秒差の3着に入った。安田記念でイスラボニータを沈めた松岡騎手が強気な騎乗で持ってくるか。

昨年の函館スプリントSは3歳馬ソルヴェイグ、シュウジで決着。今年は50キロのジューヌエコール、52キロのレヴァンテライオンが出走予定。ジューヌエコールは短距離一族で安田隆厩舎の管理馬。初の芝1200mで一変するか。レヴァンテライオンは函館2歳S勝ち以降11、17、12、8着で惨敗続き。2戦2勝の函館芝1200m、テン乗りの蛯名騎手でどこまで変わるか。キングハートは芝1200m[4−3−0−3]で4着以内を確保。中谷騎手とは[4−3−0−2]で好相性。エポワスは今年9歳になったが、大阪―ハンブルクCで中団から差し切って1分22秒4(稍重)で優勝。北海道の芝1200mで柴山騎手では[2−4−0−1]。昨年の函館スプリントSは0.3秒差の5着に終わったが、杉原騎手が騎乗していた。

★先週の予想結果

◆競馬道場(競馬アナリストGM)
エプソムC 馬単4,450円 馬連1,640円 ワイド710円的中![○◎]
穴馬ダッシングブレイズ優勝! 厳選予想2戦2勝!

◆MR予想(万馬券MR)
エプソムC 馬連1,640円、八王子特別 馬連2,110円的中!

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