クイーンS
レース展望

過去10年で1番人気は[3−4−1−2]で7連対。最近6年は[3−2−1−0]で3着以内を確保。2番人気は[4−0−0−6]で4連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対。人気薄の連対が多い。過去10年1、2番人気のどちらかが必ず連対している。最近6年は1、2番人気と6〜10番人気で決着し、馬連は65倍、50倍、63倍、20倍、26倍、41倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

逃げ馬は[2−0−0−8]で2連対。以前は逃げ馬の激走が多かったが、最近8年は3着以内なく不振。最近は5番手以内につけた馬と差し追い込み馬で決着することが多い。3歳馬は[3−2−1−15]、4歳馬は[2−3−3−28]、5歳馬は[2−5−5−37]、6歳馬は[3−0−1−14]、7歳馬は[0−0−0−2]。3歳馬は1、2番人気なら[3−1−0−0]。4歳馬は1、2番人気なら[2−2−1−5]だが、3番人気以下[0−1−2−23]で不振。

アドマイヤリードは昨年10月以降[3−3−0−0]で連対率100%。阪神牝馬Sはミッキークイーンに0.3秒差の2着に終わったが、前走ヴィクトリアマイルを中団から差し切って1分33秒9(稍重)で優勝。荒れた内をロスなく回って直線で少し外に出すルメール騎手の考えられた騎乗でG1初制覇を飾った。新馬戦でシルバーステートを差し切った馬が4歳になって本格化してきた。芝1800mは[2−2−0−1]だが、全て直線の長い外回りコース。休み明けで小回りコース。ルメール騎手の乗り方が問われる。

アエロリットは桜花賞で追い込んで5着に終わったが、牡馬相手のNHKマイルCを2番手からメンバー3位タイの34.3秒で抜け出して1分32秒3で優勝。外枠スタートから外を回って早めに抜け出す正攻法のレースで力の違いを見せつけた。芝1800mは初めてになるが、秋華賞に向けて距離&小回りコースをこなしておきたいところ。G1馬が52キロで出走できる。アドマイヤリードと3キロ差あれば対抗できそうだ。ひと息入れたが、休み明けは[0−2−0−0]でフェアリーS2着がある。どこまで仕上げてくるか。

前走マーメイドSを勝ったマキシマムドパリ、同2着のクインズミラーグロ、昨年の秋華賞2着馬パールコード、中山牝馬S勝ち馬トーセンビクトリー、前走北斗特別をレコード勝ちしたクロコスミア、フローラS2着馬ヤマカツグレース、昨年のクイーンS2着馬シャルール、前走垂水S2着のエテルナミノルなど。マキシマムドパリは今年愛知杯とマーメイドSを勝って充実一途。芝1800mは[2−1−3−1]、函館では[1−0−1−0]で洋芝をこなすタイプ。使われている強みと得意の洋芝でG1馬に真っ向勝負を挑む。

クインズミラーグロは前4走牝馬限定G3で3、3、3、2着。前走マーメイドSは5番手からしぶとく伸びて0.1秒差の2着。勝ったマキシマムドパリより1キロ軽い54キロだったが、今回は同斤の55キロになる。パールコードは中山牝馬Sで0.2秒差の4着。川田騎手が函館に遠征するのが不気味。G1実績馬があらためて地力を示すか。シャルールは昨年のクイーンSで2番手から粘って頭差の2着に粘ったが、前4走10、15、12、9着で不振が続いている。札幌では[1−3−0−0]。ひと息入れて復活できるかどうか。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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