北九州記念
レース展望
サマースプリントシリーズの第3戦。過去10年で1番人気は[1−2−2−5]で3連対。前走重賞勝ち馬は[1−0−2−0]で3着以内を確保。前走重賞勝ち馬は[1−1−2−0]、前走重賞以外は[0−1−0−1]。前走負けた馬は[0−0−0−4]で不振。2番人気は[1−2−1−6]で3連対、3番人気は[0−2−1−7]で2連対。6〜9番人気が7連対、10番人気以下が3連対で人気薄が半数を占める。最近5年の馬連は365倍、46倍、295倍、9倍、14倍。ハンデ戦らしく荒れている。
連対馬20頭のうち10頭が前走連対。前走重賞は5着以内が目安。前走重賞以外で7着前後に負けた馬が巻き返すことが多い。前走10着以下は[1−0−3−48]で1連対のみ。最近の傾向から前走条件戦を勝ってきた馬に注意。過去10年の勝ち馬は11、1、8、5、8、8、6、8、2、8番人気。6番人気以下で勝った7頭は前走重賞以外に出走していた。8番人気は[5−0−0−5]で5勝を挙げている。1〜3番人気は[2−6−4−18]で1、2番人気の各1勝のみ。人気馬が勝つのは稀。
ダイアナヘイローは昨秋から今春まで1000万条件で[0−3−1−3]で勝ち切れないレースが続いたが、6月に降級すると500万、1000万、1600万条件を3連勝。前走佐世保Sは3番手からメンバー6位タイの34.1秒で抜け出して1分7秒7で優勝。ハナ差の2着はニシノラッシュだった点をどう考えるか。芝1200mは[4−3−1−2]で武豊騎手では[4−2−1−0]で複勝率100%。過去10年の北九州記念で前走小倉芝1200mの1600万条件を勝った馬は[0−1−1−5]で3番人気以内では[0−0−1−4]。同コースの実績が評価されて人気になるが、善戦止まりに終わる馬が多い。6月以降の重賞で武豊騎手は[1−0−0−9]で現在9連敗中。得意の小倉で目を覚ますか。
キングハートは芝1200m[4−4−0−3]で4着以内を確保。前走函館スプリントSは中団からメンバー5位の34.2秒で伸びて0.4秒差の2着。直線で逆手前のまま走っていたが、内でごちゃついた馬が多い中、中谷騎手が上手く外に出して持ってきた。勝ったジューヌエコールに2馬身半差をつけられたが、6キロ重い56キロを背負っていた。小倉芝1200mでは[1−2−0−0]で500万条件を勝ち、1000万条件で2着が2回。前3走とも1分7秒台で走ったように高速決着に対応できるタイプ。北九州記念は前半3F32秒台のハイペースになりやすいが、前走函館スプリントSは前半3F32.2秒だった。中谷騎手では[4−4−0−2]で芝1200mでは[3−3−0−0]。人馬とも重賞初制覇なるか。
前走1600万条件を勝って再度オープン入りしたファインニードル、CBC賞3着、アイビスSD4着のアクティブミノル、昨年の北九州記念勝ち馬バクシンテイオー、阪急杯3着馬ナガラオリオン、同6着馬ミッキーラブソング、春雷S3着馬アルティマブラッド、昨年のオーシャンS勝ち馬エイシンブルズアイ、前走アイビスSD6着のラインスピリット、同9着のプレイズエターナルなど。ファインニードルは芝1200m[4−2−0−4]、休み明けを除き右回りなら[4−2−0−1]。前走水無月Sはトップハンデ57.5キロを背負って1分7秒1の好タイムで優勝。ダイアナヘイローと同様に先行してひと脚使えるタイプ。昇級戦になるが、前走より2.5キロ軽い55キロで出走できる。前走騎乗したMデムーロ騎手が再度騎乗する。
アクティブミノルはCBC賞で逃げて0.3秒差の3着、アイビスSDで逃げて0.3秒差の4着と復調してきた。過去10年の北九州記念で逃げ馬は[0−0−0−10]だが、15年のセントウルS(G2)を逃げ切った馬だけに侮れない。バクシンテイオーは昨年の北九州記念を勝ったが、その後は17、6、6、12着で不振が続いている。今年は昨年より2キロ重い56キロでホワイト騎手が騎乗する。エイシンブルズアイは昨年のオーシャンSを勝った後活躍が期待されたが、7戦連続で5着以下に終わっている。前走函館スプリントSはメンバー3位タイの34.1秒で追い込んで0.6秒差の6着まで追い上げた。前半の行きっぷりが悪く、差して届かないレースが続いている。これまでは全て良馬場。渋った馬場&乗り方次第で変わり身に注意。
WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM
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