札幌2歳S
レース展望

過去10年で1番人気は[2−3−1−4]で5連対。前走札幌芝1800mで勝った牡馬は[1−3−0−0]。他場参戦馬は[1−0−0−3]で1連対のみ。2番人気は[2−2−0−6]で4連対、3番人気は[3−0−1−6]で3連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る2頭は6、10、11番人気。最近5年の馬連は5倍、23倍、236倍、8倍、181倍で万馬券が2回。最近は波乱傾向が強まっている。

前走新馬戦は5番人気以内[5−4−1−21]、6番人気以下[0−1−5−42]。前走未勝利戦は3番人気以内[2−0−0−1]、4番人気以下[1−0−0−15]。前走新馬、未勝利を勝って人気になった馬が活躍している。牡馬は[9−7−7−83]で16連対、牝馬は[1−3−3−25]で4連対。牝馬は4番人気以内なら[1−2−1−2]だが、5番人気以下は[0−1−2−23]で1連対のみ。

カレンシリエージョは新馬戦を2番手からメンバー2位の35.9秒で抜け出したが、クリノクーニングに差されて0.2秒差の2着。単勝1.5倍の断然人気に支持されたが、外にモタれながら走っていた。未勝利戦は4番手から早めに進出し、メンバー最速の36.7秒で抜け出して8馬身差で圧勝。勝ちタイムは1分51秒2(重)。最後は流す余裕があった。セレクトセールで4121万円で取り引きされたアドマイヤリードの半妹でハービンジャー産駒。姉とは違い、切れより持続力に優れた馬。勝てば鈴木孝調教師は重賞初制覇となる。

ロックディスタウンは新潟芝1800mの新馬戦を中団からメンバー最速の32.5秒で差し切って優勝。直線で外に出して軽く仕掛けると強烈な末脚を繰り出した。勝ちタイムは1分50秒4で遅いが、前半5F64.8秒の超スローペースだった。今年初年度のオルフェーヴル産駒。近親にゼンノロブロイ、半姉にキャットコイン、ワンブレスアウェイがいる。過去10年で前走新潟に出走した馬は[0−0−1−5]で14年のミッキーユニバースは1番人気で7着に終わった。オルフェーヴル産駒の重賞初制覇なるか。鞍上はルメール騎手。

函館芝1800mの新馬戦を勝ったクリノクーニング、札幌芝1500mの未勝利戦を圧勝したファストアプローチ、阪神芝1600mの新馬戦を勝ったコスモインザハート、クローバー賞を勝った地方馬ダブルシャープ、コスモス賞2着のミスマンマミーア、函館芝1800mの新馬戦を勝ったシスターフラッグ、札幌芝1800mの新馬戦2着のマツカゼなど。クリノクーニングは新馬戦で3番手からメンバー最速の35.5秒で抜け出して1分49秒7のレコードで優勝。カレンシリエージョに勝っただけに仕上がり次第で1番人気もあるか。ロックディスタウンと同じオルフェーヴル産駒。鞍上はサマージョッキーズシリーズでトップを走る北村友騎手。

ファストアプローチは東京の新馬戦で4着に終わったが、札幌芝1500mの未勝利戦を大外から捲ってメンバー2位の35.6秒で抜け出して5馬身差で圧勝。勝ちタイム1分29秒3はクローバー賞より1.5秒速い。藤沢和厩舎の管理馬で母ジョリージョコンドはサトノクラウンの全姉。テン乗りの蛯名騎手に乗り替わる。地方からはダブルシャープ、ミスマンマミーアが出走する。過去10年で地方馬は[1−1−1−3]、5番人気以内なら[1−1−1−0]。マツカゼは新馬戦で3番手から抜け出したが、外からフラットレーに差されて2馬身半差の2着。3着には3馬身半差をつけていた。今年の重賞で矢作厩舎は[0−2−5−28]で未勝利。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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