神戸新聞杯
レース展望

菊花賞トライアル。過去10年で1番人気は[6−2−0−2]で8連対。前走ダービーを勝った馬は[3−1−0−0]で連対率100%。ダービー馬なら捻る必要はないが、今年のダービーは超スローの糞レースだった。2番人気は[1−1−4−4]で2連対、3番人気は[2−2−1−5]で4連対。連対馬14頭が3番人気以内。6番人気以下で連対した5頭は6、7、7、8、8番人気。最近5年の馬連は52倍、17倍、24倍、9倍、11倍で荒れても中穴止まり。最近は春のG1実績馬の出走が少なく、中穴決着になることが多い。

前走ダービーで5着以内に入った馬は[8−5−0−4]、3番人気以内なら[8−5−0−2]。前走ダービーでメンバー1、2位の上がりで5着以内に入った馬が3番人気以内なら[6−3−0−0]だが、今年は該当する馬がいない。ちなみに今回出走はないが、これに該当するのはアドミラブル。前走1000万条件勝ち馬は[0−2−2−19]、2着以下は[0−0−2−15]で3着止まり。最近は前走1000万条件で連対した馬が7番人気で2着、9番人気で3着、6番人気で3着。穴で前走1000万条件連対馬に注意。

レイデオロは[4−0−0−1]で唯一負けた皐月賞は休み明けで後方からメンバー2位の34.0秒で追い込んで0.4秒差の5着。前走ダービーはラップがガツンと落ちた向こう正面で外から上がって2番手に押し上げ、ラスト3Fの上がり勝負をメンバー8位タイの33.8秒で制して優勝。ルメール騎手が上手く乗ったが、アルアインが好位でタメ殺し、アドミラブルが後方のまま動かないなど、不可解な部分も多かった。大人の事情でダービー馬になったのではないか。今回は皐月賞1、2着馬、ダービー2、3着馬の出走がない。ワンアンドオンリーも神戸新聞杯を勝っただけに頭もあるが、仕上がり&展開次第で着外もありえる。

キセキはセントポーリア賞5着、すみれS3着、毎日杯3着と善戦止まりが続いたが、7月に復帰すると500万、1000万条件を大外一気で2連勝。休養して馬体が増えて春とは馬が変わってきた。春は能力に馬体が追いついていなかったのではないか。前走信濃川特別は後方からメンバー最速の32.9秒で差し切って1分56秒9で優勝。相馬眼的に2着ブラックプラチナムは中距離重賞、3着サーレンブラントはダイヤモンドSを狙える器。この2頭を相手にしなかったのは価値がある。今年のトライアルは条件戦組が勝つのがトレンド。Mデムーロ騎手の逆襲が始まりそうだが、レイデオロが社台だけにアドミラブルのような乗り方もありえる。

皐月賞3着馬ダンビュライト、きさらぎ賞&毎日杯2着馬サトノアーサー、弥生賞勝ち馬カデナ、ダービー4着馬マイスタイル、青葉賞2着馬ベストアプローチ、同3着馬アドマイヤウイナーなど。ダンビュライトはきさらぎ賞、弥生賞、皐月賞で3着に入り、ダービーでは好位から0.4秒差の6着に粘った。皐月賞ではレイデオロに先着。3着が多い馬はなぜか3着に来ることが多い。サトノアーサーはダービーでメンバー2位の33.4秒で追い込んで0.7秒差の10着に終わったが、超スローペースで後方からでは厳しかった。阪神芝は[2−1−0−0]で上がりは全てメンバー最速。過去10年の神戸新聞杯で最速上がりを繰り出した馬は[5−4−2−0]、池江厩舎は[3−0−2−4]、川田騎手は[0−0−2−5]。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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