ファンタジーS
レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−2−5]で3連対。単勝1倍台は[1−0−0−1]、2倍台は[0−2−2−1]、3倍以上は[0−0−0−3]。単勝2倍以上は未勝利。単勝3倍以上は連対なし。2番人気は[1−0−2−7]で1連対、3番人気は[0−0−3−7]で連対なし。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対。馬連は50〜90倍台が3回、万馬券が5回。最近5年の馬連は19倍、57倍、200倍、61倍、102倍。人気薄の激走が多く、かなり波乱傾向が強い。

連対馬13頭が前走連対。前走3着以下はOP以上なら巻き返し可能。前走重賞以外で3着以下に終わった馬は[0−0−0−28]で不振。連対馬の脚質は逃げ4先行9、差し4追込3。逃げ馬は[1−3−0−6]で1、4、6、12番人気が連対。昨年は12番人気のショーウェイが穴をあけた。連対馬20頭のうち13頭が4コーナー5番手以内、勝ち馬10頭のうち7頭が4コーナーで3番手以内につけていた。前に行った馬が高速ラップでまとめて粘り込むことが多い。穴で前残りに注意。

アマルフィコーストは阪神芝1400mの新馬戦を逃げてメンバー2位の35.2秒でまとめて1分22秒1で優勝。2着スカーレットカラーは次走未勝利戦を圧勝し、アルテミスSで5着に入った。前走中京2歳Sは中団からメンバー2位の34.3秒でアドマイヤアルバとの叩き合いを制して1分34秒7で優勝。新馬戦と全く違うレースで脚質に幅があることを示した。社台RHで2000万円で募集されたダイワーメジャー産駒。過去10年のファンタジーSでダイワメジャー産駒は[0−0−0−8]で12年には1番人気のプリンセスジャックが4着に終わった。良馬場で上がりが速くなったときに切れ負けしなければ。

アーデルワイゼは中京芝1400mの新馬戦(52キロ)を好位からメンバー最速の35.7秒で抜け出して1分23秒5で優勝。前走もみじSは好位からメンバー3位の34.6秒で伸びて0.5秒差の2着。430キロ台の小柄な馬で少し非力感があるだけに稍重の馬場が堪えたか。シルクレーシングで1800万円で募集されたエイシンフラッシュ産駒で母アーデルハイトはブエナビスタの半妹。半姉ロッテンマイヤーはクイーンC3着馬。今年2年目の荻野極騎手は重賞では[0−0−0−10]で5着が最高。京都芝内外1400mでは[0−0−0−17]。昨年は20勝、今年は現在39勝。重賞で究極進化できるか。

前走新潟2歳S2着のコーディエライト、前走カンナ賞を勝ったペイシャルアス、前走りんどう賞3着のスズカフェラリー、前走小倉2歳S7着のモズスーパーフレア、前走新馬戦を4馬身差で圧勝したベルーガ、前走新馬戦を3馬身差で圧勝したアルモニカ、前走ひまわり賞を勝ったレグルドールなど。コーディエライトは逃げた2歳Sで前半5F61.6秒のスローペースで逃げて0.1秒差の2着に粘った。頭差の3着テンクウは次走サウジアラビアRC4着。2走前の中京芝1400mの未勝利戦は逃げて1分22秒0で5馬身差で圧勝している。距離1F短縮、和田騎手に戻ってどこまで踏ん張るか。ダイワメジャー産駒。

ペイシャルアスは連闘で臨んだ小倉2歳Sは出遅れて6着に終わったが、前走カンナSは好位から抜け出して1分9秒1で優勝。かなり使い込んでいるが、陣営はMデムーロ騎手を確保。モズスーパーフレアは前走小倉2歳Sで1番人気に支持されたが、直線で伸び切れず0.3秒差の7着。藤田菜々子騎手のフローラルシトラスにハナを譲ったことで道中掛かって自滅。今年の重賞で松若騎手は[1−0−2−27]で連対率3.3%。今回は藤田菜々子騎手はいない(爆)。ベルーガは札幌芝1200mの新馬戦を差し切って4馬身差で圧勝。中内田厩舎はフロンティア、ダノンプレミアムが2歳重賞を優勝。鞍上はCデムーロ騎手。

WAKUWAKU競馬道場
競馬アナリストGM

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