京王杯2歳S
レース展望
過去10年で1番人気は[1−2−2−5]で3連対。最近8年で1連対のみ。ほとんど狙えない。前走同距離の芝1400mを勝った馬は[0−0−2−2]で3着止まり。2番人気は[1−1−1−7]、3番人気は[2−0−1−7]で各2連対。3番人気以内の決着は1回しかない。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対。万馬券が3回出ている。最近5年の馬連は49倍、71倍、95倍、45倍、9倍で中穴決着が多い。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。
牡馬は[10−8−10−92]、牝馬は[0−2−0−27]で牡馬が断然。牝馬は4番人気以内[0−2−0−2]、5番人気以下[0−0−0−25]。昨年は1番人気のレーヌミノルが2着に入った。牝馬は人気馬なら狙えるが勝った馬はいない。6番人気以下で連対した8頭のうち7頭が1〜7番枠に入っていた。8頭のうち6頭が関西馬。内めの枠から前に行って粘り込む馬が多い。穴で内枠に入った逃げ先行タイプの関西馬に注意。2週連続不良馬場で行われたため、馬場状態に注意。
タワーオブロンドンは札幌芝1500mの新馬戦を逃げて2馬身半差で圧勝。クローバー賞は中団の後ろから大外を回ってメンバー最速の35.6秒で抜け出したが、内からダブルシャープに差し返されて0.1秒差の2着。ダブルシャープは次走札幌2歳Sでタイム差なしの3着に入った。前走ききょうSは後方からメンバー最速の35.2秒で差し切って3馬身半差で圧勝。2位を1.1秒上回る末脚が強烈だった。昨年以降の重賞でルメール騎手が藤沢和厩舎の管理馬に騎乗して3番人気以内に支持されると[7−1−1−2]で勝率63.6%。良馬場で高速上がりに対応できるかがカギ。
タイセイプライドは中京芝1400mの新馬戦を2番手からメンバー最速の35.1秒で抜け出して1分23秒4で3馬身半差で圧勝。前走ダリア賞は2番手からメンバー2位の34.7秒抜け出して1分22秒4で優勝。2戦ともMデムーロ騎手が騎乗し、単勝1.5倍の断然人気に支持されていた。セレクトセールで1836万円で取り引きされたヨハネスブルグ産駒。半姉にアイビスSD2着のフクノドリームがいる。芝1400mで2勝している馬はこの馬しかおらず、しかも2戦とも左回りだった。勝てば西村厩舎は重賞初制覇となる。Mデムーロ騎手が良馬場でも持ってくるか。
前走小倉2歳Sを勝ったアサクサゲンキ、前走函館2歳Sを勝ったカシアス、前走サフラン賞3着のトーセンアンバー、同4着のニシノウララ、前走くるみ賞3着のマイティーワークス、前走新馬戦を勝ったエントシャイデン、前走未勝利戦を勝ったピースユニヴァースなど。アサクサゲンキは前走小倉2歳Sを3番手からメンバー9位の35.7秒で抜け出して1分9秒1で優勝。同日の牝馬限定500万条件は1分8秒3。過去10年で小倉2歳S連対馬は[0−1−0−4]。鞍上は全盛期の神騎乗が戻ってきた48歳の武豊騎手。上がりを考えると芝1400mだと捕まりそう。半姉にローズS勝ち馬ラビットラン。
カシアスは前走函館2歳Sを5番手からメンバー3位の34.8秒で外から差し切って優勝。レースのラスト3Fは11.6−11.6−12.3秒。勝ちタイム1分10秒0は1Rの未勝利戦と0.5秒差しかない。賢そうな馬でレースぶりが安定している。過去10年で函館2歳S勝ち馬は[0−1−0−3]、連対馬は[1−1−0−4]。エントシャイデンは東京芝1600mの新馬戦を中団からメンバー最速の33.6秒で上がって優勝。ブランボヌールの全妹でディープインパクト産駒。トーセンアンバーは前3走最速上がりを繰り出して3、1、3着。今年9勝の横山和騎手からCデムーロ騎手に乗り替わる。
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競馬アナリストGM
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