デイリー杯２歳Ｓ
レース展望
過去１０年で１番人気は［２−４−１−３］で６連対。最近６年は［０−３−１−２］で未勝利。１戦１勝は［１−１−０−２］だが、２勝以上は［０−３−１−０］で勝った馬はいない。２番人気は［３−１−３−３］で４連対、３番人気は［２−１−１−６］で３連対。連対馬１７頭が５番人気以内、残る３頭は６、６、８番人気。最近５年の馬連は５７倍、７倍、１７倍、２倍、７５倍。荒れても中穴までに収まっている。
連対馬２０頭のうち１７頭が前走連対。残る３頭は前走３、５、６着。前走７着以下は［０−０−１−１４］。最近７年の連対馬１４頭のうち１３頭が前走１着。前走新馬戦が３勝、未勝利戦が４勝。前走初勝利を挙げた馬でも通用する。前走１番人気は［５−６−４−２３］、デイリー杯２歳Ｓで５番人気以内なら［５−５−４−６］。連対対馬２０頭のうち１６頭が前走１、２番人気だった。前走人気馬が中心になる。
フロンティアは中京芝１６００ｍの新馬戦を逃げ切り、前走新潟２歳Ｓを２番手からメンバー２位の３２．９秒で抜け出して１分３４秒６で優勝。逃げて０．１秒差の２着に粘ったコーディエライトは先週のファンタジーＳで２着に粘った。新馬戦は前半５Ｆ６３．８秒、新潟２歳Ｓは６１．６秒のスローペース。９頭立てだけに流れは速くならないか。今年の２歳戦で中内田厩舎は［９−３−２−４］で勝率５０％、重賞では３戦３勝。ドリームパスポートの半弟でダイワメジャー産駒。初の右回りで変なレースにならなければ。
ジャンダルムは阪神芝１６００ｍの新馬戦を３番手からメンバー２位タイの３３．７秒で抜け出して１分３７秒３で優勝。４コーナーで頭を上げてイヤイヤをしたが、それ以外は危なげなかった。父キトゥンズジョイ（日本の代表産駒ダッシングブレイズ）、母ビリーヴでファリダット、フィドゥーシアの半弟。今年８月以降の重賞で武豊騎手は［５−１−２−７］、３番人気以内では［４−０−１−０］。歩く競馬辞典と言われた頃の武豊騎手に戻っている。７月以降の重賞で池江厩舎は［０−２−２−１０］。凱旋門賞ロスか、雨のせいか。
前走京都芝内１６００ｍの未勝利戦を逃げ切ったメガリージョン、前走京都芝内１６００ｍの新馬戦を勝ったカツジ、前走阪神芝１６００ｍの新馬戦を勝ったケイアイノーテック、前走東京芝１４００ｍの新馬戦を勝ったヒシコスマーなど。メガリージョンは阪神芝１８００ｍの新馬戦はリュクスポケットにクビ差で負けたが、前走未勝利戦を１分３５秒７で逃げ切って快勝。福永騎手からＭデムーロに乗り替わる。現時点で土曜は曇り時々雨の予報が出ている。また馬場が渋る可能性があることを考慮しておきたい。
ジャンダルムの母はビリーヴ（スプリンターズＳ、高松宮記念）、メガリージョンの母はサンクスノート（京王杯ＳＣ）、カツジの母はメリッサ（北九州記念）、ケイアイノーテックの母はケイアイガーベラ（プロキオンＳ、カペラＳ）。少頭数のレースでここまで重賞勝ちのある母が揃うのは珍しい。過去５年の勝ち馬は道中１、２、３、３、３番手につけていた。人気は６、２、５、２、２番人気。社台のフロンティアは新馬戦が逃げ、新潟２歳Ｓが２番手で脚質はマッチする。１番人気が勝てないデータと初の右回りを克服できれば。
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