東海S
レース展望

1月に移動後の過去5年で1番人気は[3−0−2−0]で3着以内を確保。ダートG1馬は[2−0−0−0]だが、今年はG1馬の出走がない。2番人気は[0−1−0−4]、3番人気は[0−1−1−3]で各1連対のみ。連対馬10頭のうち7頭が4番人気以内、残る3頭は8、9、12番人気。馬連は60倍、6倍、61倍、12倍、125倍。隔年で人気薄が連対して荒れており、堅いか波乱両極端。

前走勝ち馬は[1−0−1−7]で1連対のみ。前走2、3着馬は[3−0−1−10]で4番人気以内なら[3−0−1−4]。前走OP以上で4〜7着に負けた6頭が巻き返して連対している。前走8着以下は[0−0−1−33]で3着止まり。4歳馬は[1−0−1−8]、5歳馬は[3−2−3−9]、6歳馬は[0−0−1−19]、7歳以上は[1−3−0−23]。6歳馬は連対がなく不振が続いている。

テイエムジンソクは今年5月に古川騎手に乗り替わると東大路S、大沼S、マリーンSを圧勝で3連勝。エルムSは最後にロンドンタウンに差されて2着に終わったが、勝負どころでドリームキラリを交わさずにタメ過ぎたことが影響している。みやこSは好位から早めに抜け出して2馬身半差で圧勝。前走チャンピオンズCは2番手からメンバー7位タイの36.1秒でコパノリッキーとの競り合いを制したが、最後にゴールドドリームに差されてクビ差の2着。初のG1、初の左回りで2着なら悪くないが、道中少しタメ過ぎた感がある。

心肺機能が高く、自分のリズムで走ると最後までしぶとい脚を使えるタイプ。少々流れが速くなっても簡単にはバテないが、途中でプレッシャーをかけられてリズムが崩れると詰めが甘くなる。そのため外を回る距離ロスがあっても他馬に競りかけられない方がいい。ちなみにみやこSは8枠16番、チャンピオンズCは7枠13番だった。前走チャンピオンズCと同じ中京ダ1800m、前走より1キロ軽い56キロで前走よりメンバーがかなり弱くなる。普通に走ればあっさりもあるが、死角を突かれたときにどう対応できるかがカギ。

シリウスS2着馬ドラゴンバローズ、OP特別を2連勝したディアデルレイ、昨年の東海S2着馬モルトベーネ、16年の東海S勝ち馬アスカノロマン、レパードS勝ち馬ローズプリンスダム、同2着馬サルサディオーネ、前走ベテルギウスS3着のシャイニービーム、前走師走S4着のクインズサターン、前走錦秋Sを勝ったオールマンリバーなど。ドラゴンバローズは中京ダ1800m[0−2−0−1]。休み明けの前走ベテルギウスS12着はまともに走っていない。[2−3−1−0]の和田騎手に戻って巻き返しに注意。

ディアデルレイは福島民友Cと師走Sを連勝し復調してきた。母はディアデラノビアで全姉にディアデラマドレ、半弟にサンマルティン。過去5年で7歳馬はニホンピロアワーズ(1人気)の1勝のみ。モルトベーネは昨年の東海Sで2着に入り、アンタレスSを勝っている。昨秋以上は11、5、13着に終わったが、16年以降1〜2月は[3−1−0−1]でこの時期走るタイプ。アスカノロマンは中京ダ1800m[2−0−1−1]で複勝率75%。叩き2戦目、[7−3−2−7]の太宰騎手に戻ってどこまで変わるか。

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