ダイヤモンドS
レース回顧

フェイムゲームは後方から外を回って早めに進出し、メンバー最速の35.3秒で差し切って3分31秒6で優勝。グランアルマダが大逃げして前半5F62.4秒のスローペース。後半5Fからペースアップして5F60.8秒。フェイムゲームはトップハンデ58.5キロを背負って能力の違いを見せつけた。例年よりレベルの低いメンバーで楽勝だった。これでダイヤモンドSでは1、1、2、6、1着で3勝目。今年8歳になったが、大きな衰えはない。次走は招待されればドバイゴールドC、招待されなければ天皇賞(春)になりそうだ。

リッジマンは中団からメンバー2位の35.7秒で伸びて0.3秒差の2着。蛯名騎手が内でタメて4コーナーから直線で外に出して持ってきた。1枠1番スタートから道中内でタメたことが最後の伸びに繋がったのだろう。これで芝2600m以上では[2−3−0−1]、休み明けを除くと[2−3−0−0]で連対を確保。今回は1枠1番、前走万葉Sと同じ52キロと恵まれた面もあったが、長距離で頭角を現してきた。別定戦で斤量が増えたときに真価が問われる。

ソールインパクトは7番手から早めに動いてメンバー4位の36.0秒で伸びて0.5秒差の3着。得意の東京コースで持ち前のしぶとさを発揮し、昨年のAR共和国杯2着がダテでないことを示した。昨年4月以降の重賞で福永騎手は[1−5−5−7−8−27]で勝率1.9%。2〜5着が多いことを考慮したい。

リッチーリッチーは後方から内を通ってメンバー3位の35.8秒で伸びて3着にクビ差の4着。直線で馬群を捌きながら伸びてきた。もう少しスムーズなら3着以内があったかもしれない。格上挑戦でハンデ54キロと見込まれたが、今後に向けて上々の内容だった。

ホウオウドリームは大外からメンバー5位の36.1秒で追い込んで0.9秒の7着。前走10キロ増えて太かった馬体が2キロしか絞れていなかった。これまで全3勝は芝2400m。結果的に距離も長かった。現時点ではスローペースで上がりが速くなるレースが合っている。

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