中山記念
レース展望
過去10年で1番人気は[3−0−1−6]で3連対のみ。58キロは[2−0−1−0]だが、56キロは[0−0−0−2]、57キロは[1−0−0−4]で不振。8枠は[0−0−0−3]で3着以内がない。2番人気は[3−1−2−4]、3番人気は[3−1−2−4]で各4連対。6〜9番人気が3連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は13倍、27倍、8倍、8倍、143倍。昨年は1番人気のアンビシャス、2番人気のリアルスティールが崩れ、3−8−7番人気で万馬券決着になった。
年齢別では4歳[3−1−4−17]、5歳[3−3−1−18]、6歳[2−5−1−28]、7歳以上[2−1−4−35]。6歳馬以上の高齢馬の連対が多い。6番人気以下で連対した5頭のうち4頭が6歳馬、残る1頭が7歳馬。穴で6、7歳馬に注意。前走G2は[0−1−4−18]で1連対のみ。前走G1は[7−3−2−23]で10連対。前年秋のG1から直行した人気馬に注目。
ペルシアンナイトは昨年アーリントンCで重賞初制覇を飾り、皐月賞で1分57秒8で走ってアルアインにクビ差の2着。ダービーは7着、富士S(不良)は5着に終わったが、マイルCSを後方からメンバー2位の33.9秒で直線一気を決め、1分33秒8(稍重)で制した。直線に向いたときはかなり厳しい位置にいたが、Mデムーロ騎手が馬群を捌いて持ってきた。芝1800mは[1−1−0−0]で新馬戦を勝ち、アイビーSでソウルスターリングに0.3秒差の2着がある。芝1800mはベストに近い。中山では皐月賞2着があるが、内を上手く立ち回ったことが大きかった。目標は先だけに休み明けでどこまで仕上げてくるか。中山記念でMデムーロ騎手は[3−1−0−0]、過去10年では[3−0−0−0]で勝率100%。
ヴィブロスは16年の秋華賞馬。昨年ドバーターフを制した。2走前の府中牝馬Sは内ラチ沿いの6番手からメンバー3位の33.2秒で伸びてクビ差の2着。逃げ切ったクロコスミアより2キロ重い56キロを背負っていた。前走エリザベス女王杯は4番手から伸び切れず0.3秒差の5着。スローペースで道中力んで走っていたことが影響したのか。ルメール騎手は2200mは少し長いとコメントしている。昨年の中山記念は中団から早めに上がったが、直線で伸び切れず0.3秒差の5着。今年もドバイターフが控えており、昨年より2キロ重い56キロを背負う。内田博騎手では[0−0−0−3]。叩き台に徹するのだろうか。
NHKマイルC勝ち馬アエロリット、ドバイターフ勝ち馬、福島記念勝ち馬ウインブライト、札幌記念勝ち馬サクラアンプルール、OP特別2連勝中のマイネルハニー、小倉大賞典勝ち馬マルターズアポジーなど。アエロリットはNHKマイルCを2番手から抜け出して1分32秒3で制し、クイーンSを逃げて1分45秒7で2着に2馬身半差をつけて圧勝した。前走秋華賞は2番手から伸び切れず1.2秒差の7着。距離が微妙に長かったが、重馬場が影響している。休み明けは[1−2−0−1]で気性的に久々は苦にしない。中山では[0−2−0−0]でフェアリーS2着がある。開幕週の馬場を味方に前に行ってどこまで踏ん張れるか。
ウインブライトは福島記念を勝ち、前走中山金杯でクビ差の2着。中山は[2−2−0−1]で皐月賞8着を除き連対を確保。中山芝1800mは[2−0−0−0]でスプリングSを勝っている。過去10年で前走中山金杯は[1−0−1−10]でフェデラリストの1連対のみ。得意コースでG1馬の壁を突破するか。サクラアンプルールは昨年の中山記念でメンバー最速タイの33.8秒で内から追い込んで0.1秒差の2着。3走後の札幌記念で重賞初制覇を飾った。前走有馬記念は16着に終わったが、最後の直線で致命的な不利があった。中山芝1800〜2000mは[3−1−1−0]。昨年より1キロ重い57キロを背負う。
マイネルハニーはディセンバーS、白富士Sを2連勝。芝1800mは[2−2−1−3]でチャレンジCを勝っている。中山芝1800mではディセンバーS1着、スプリングS2着がある。前に行ってしぶとい脚を使えるタイプ。柴田大騎手が強気の騎乗で粘らせるか。マルターズアポジーはデビューから全て逃げており、福島記念、小倉大賞典、関屋記念を優勝。芝1800mは[3−1−2−1]で小倉大賞典を前半5F57.6秒のハイペースで飛ばして逃げ切っている。中10年で逃げ馬は[0−2−2−6]、良馬場で8番人気以内なら[0−1−2−1]。開幕週の馬場を味方に粘り込むか。テン乗りの柴田善騎手に乗り替わる。
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