阪急杯
レース展望

過去10年で1番人気は[2−2−1−5]で4連対。G1馬は[2−1−0−1]だが、G1勝ちがない馬は[0−1−1−4]で不振。2番人気は[3−1−1−5]で4連対、3番人気は[1−2−0−7]で3連対。連対馬17頭が5番人気以内、残る3頭は7、7、8番人気。最近5年の馬連は5倍、36倍、33倍、15倍、130倍。昨年は単勝1.6倍の1番人気のシュウジ、2番人気のロサギガンティアが崩れ、7−4−12番人気で馬連130倍、3連単24831倍の大波乱になった。

連対馬20頭のうち前走連対は4頭のみ。前走10着以下から4頭が連対しており、前走重賞なら着順は問われない。最近は前走重賞で4着前後に負けた馬の巻き返しが目立つ。前走重賞以外は[1−0−3−41]で1連対のみ。4歳[2−3−7−20]、5歳[6−3−1−31]、6歳[1−3−1−38]、7歳以上[1−1−1−39]。5歳馬は4番人気以内[5−3−0−6]、5番人気以下[1−0−1−25]。人気馬に注目。7歳以上は7、8番人気が連対。穴で高齢馬に注意。

レッドファルクスはスプリンターズSを2連覇。直線ではかなり厳しい位置にいたが、メンバー2位タイの33.0秒で差し切った。前走マイルCSは中団から伸び切れず0.4秒差の8着。距離1600mの影響があるのかもしれないが、直線でごちゃついたことが堪えている。芝1400mは[2−1−0−3]で昨年の京王杯SCを1分23秒2(重)で制している。58キロでは京王杯SC1着、安田記念3着がある。休み明けは[4−0−1−4]だが、高松宮記念前にどこまで仕上げてくるか。Mデムーロ騎手が中山記念でペルシアンナイトに騎乗するため、16年のコーラルSで騎乗した川田騎手に乗り替わる。

モズアスコットは芝1600mの未勝利、500万条件、芝1400mの1000万、1600万条件を4連勝。前走阪神カップは中団からメンバー8位タイの34.3秒で伸びて0.4秒差の4着。ハイペースで中盤から大外を回って上がって行ったが、直線で一杯になった。それでも重賞初挑戦で1分19秒9で走って4着なら今後のメドは立ったか。今回はG1馬レッドファルクスはいるが、それを除くと阪神カップよりメンバーが楽になっている。レッドファルクスとは斤量2キロ差あれば対抗できるかもしれない。矢作厩舎のフランケル産駒。これからG1に出走するためには賞金加算が必要になる。

フィリーズレビュー勝ち馬カラクレナイ、相手なりに堅実に走るディバインコード、北九州記念勝ち馬ダイアナヘイロー、阪急杯&スワンS2着馬ヒルノデイバロー、16年の阪神カップ勝ち馬シュウジ、前走阪神カップ6着のモーニン、前走カーバンクルS2着のペイシャフェリシタなど。カラクレナイは阪神芝1400mで2戦2勝でフィリーズレビューで大外一気で勝っている。昨秋は惨敗が続いたが、京都金杯6着、シルクロードS4着と復調気配。ディバインコードは前走東京新聞杯で5着に終わったが、2着サトノアレスとは0.1秒差だった。芝1400mは[2−1−2−0]。ベストの距離で前に行ってどこまで踏ん張れるか。

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