オーシャンS
レース展望

過去10年で1番人気は[1−2−1−6]で3連対。13年以降は[1−2−0−2]で連対率60%。中14週以上の休み明けは[0−0−0−4]で不振。7、8枠は[0−0−0−3]で外枠に入った馬は危険。2番人気は[2−1−0−7]で3連対、3番人気は[3−1−0−6]で4連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は5倍、130倍、33倍、43倍、8倍で堅いか波乱両極端。本命を押さえて中穴以上を狙う馬券作戦が有効。

年齢別では4歳[2−1−1−25]、5歳[5−1−4−32]、6歳[1−5−1−25]、7歳以上[2−3−4−48]。6歳以上の高齢馬が計11連対。6番人気以下で連対した7頭のうち5頭が6、7歳馬。穴でスプリント重賞実績のある高齢馬に注意。連対馬10頭が1〜3枠。毎年内枠の馬が必ず連対している。開催2週目で馬場がいいため、内枠からロスなく回って前につけられる馬が有利な傾向。09年以降、7、8枠は[0−1−4−31]で1連対のみ。

ナックビーナスは芝1200m[4−3−1−4]、中山芝1200mは全てOP以上に出走し[2−3−0−0]で連対率100%。昨年のオーシャンSは4番手からメンバー7位タイの34.5秒で伸びてメラグラーナに半馬身差の2着。2走前にカーバンクルSを逃げ切って2連覇を飾った。前走シルクロードSは好位につけたが、直線で伸び切れず0.4秒差の5着。7枠15番から前半脚を使ったことが堪えた。中山芝1200mでは2、5、5、6、7番枠に入っており、昨年のオーシャンS2着は1枠2番だった。昨年と同じ54キロで出走できるが、枠順がポイントになる。[4−5−2−2]と相性のいい横山典騎手に乗り替わる。

ビップライブリーは昨秋のスワンSが0.3秒差の4着、京阪杯がクビ差の2着、阪神カップが0.5秒差の5着。メンバーの揃ったG2で善戦している。これまで芝1200mは1戦しかしていないが、昨年の京阪杯で5番手からメンバー5位の34.1秒で伸びてネロにクビ差の2着に入った。道中行きたがるタイプだが、芝1200mでは折り合っていた。阪神カップでは5着に入り、7着レーヌミノルに0.1秒先着している。ビップライブラリーは阪神カップから1キロ減の56キロ、レーヌミノルは1キロ増の55キロ。テン乗りの戸崎騎手に乗り替わる。過去10年のオーシャンSで戸崎騎手は[2−0−2−1]で騎乗機会2連勝中。

昨年の桜花賞馬レーヌミノル、昨年の京阪杯勝ち馬ネロ、前走ラピスラズリSを勝ったアルティマブラッド、前走淀短距離Sを勝ったラインスピリット、前走シルクロードS3着のフミノムーン、カーバンクルS3着馬ロードクエスト、昨年の函館スプリントS勝ち馬ジューヌエコール、昨年のキーンランドC勝ち馬エポワス、昨年のセントウルS2着馬ラインミーティア、前走カペラS2着の10歳馬スノードラゴン、前走斑鳩Sを勝ってオープン入りしたダイメイフジ、昨年のNHKマイルC2着馬リエノテソーロなど。オーシャンSは過去10年のうち6年が渋った馬場で行われているが、今年は雨は降りにそうになく良馬場でのレースになりそう。

レーヌミノルはマイルCSで0.2秒差の4着、阪神カップで0.6秒差の7着。牡馬の一線級を相手に善戦している。芝1200mは2戦2勝で小倉2歳Sを圧勝している。開催2週前で上がりが速くなったときに切れ負けしなければ。過去10年の中山芝1200mで和田騎手は[1−4−0−16]、4番人気以内なら[1−4−0−0]。ネロは中山芝1200m[2−2−0−4]。坂路で2週連続1番時計を出している。ミナリク騎手が騎乗する。アルティマブラッドは中山芝1200m[3−1−1−0]で前走ラピスラズリSでナックビーナスに勝っている。ダイメイフジは芝1200m[2−2−0−0]で中山ではクリスマスSで直線一気を決めている。前走斑鳩Sは2番手から抜け出して3馬身差で圧勝。テン乗りのMデムーロ騎手が騎乗する。

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