チューリップ賞
レース展望
過去10年で1番人気は[4−3−1−2]で7連対。阪神JF連対馬なら[4−2−1−0]。キャリア1戦で阪神JFを勝ったジョワドヴィーヴルは3着に終わった。2番人気は[1−1−3−5]、3番人気は[1−1−0−8]で各2連対。6〜9番人気が5連対。10番人気以下は[0−0−1−53]。最近5年の馬連は50倍、4倍、57倍、7倍、43倍で10倍以下か中穴。本命を押さえて中穴を狙うのが妙味。
連対馬18頭が前走4着以内。前走5着以下から連対した2頭にはOP以上で連対があった。前走重賞勝ち馬は[3−2−1−3]、2〜4着馬は[3−3−4−4]。前走重賞で4着以内に入った人気馬に注目。6番人気以下で3着以内に入った10頭のうち9頭が関西馬。前走OP以上で5着以内と新馬&未勝利戦勝ち馬が激走している。前走メンバー3位以内の上がりを繰り出した6〜10番人気の関西馬に注意したい。
ラッキーライラックは新馬、アルテミスS、阪神JFを3連勝。アルテミスSは4番手からメンバー最速の34.7秒で抜け出して1分34秒9で優勝。阪神JFは中団からメンバー最速タイの33.8秒で差し切って1分34秒3で優勝。2着リリーノーブルに0.1秒差、3着マウレアに0.2秒差をつけた。ある程度前につけてひと脚使えるレース巧者。陣営は桜花賞の先のオークス、凱旋門賞を視野に入れている。その点でどこまで仕上げてくるかがひとつのポイント。過去2年のチューリップ賞は1分32秒8、1分33秒2で決着。過去2年のような高速決着になったときに真価が問われる。ただし10頭立てで流れは速くならないか。
阪神JF2着馬リリーノーブル、同3着馬マウレア、前走フェアリーS2着のスカーレットカラー、前走エルフィンS3着のレッドランディーニ、前走紅梅S4着のシグナライズ、前走新馬戦を勝ったサラキアなど。リリーノーブルは新馬、白菊賞を連勝し、阪神JFで2着に入った。過去10年の阪神JFで中1週できた馬は[0−0−0−22]だったが、データを覆して連対したことを評価したい。馬主はラッキーライラックと同じサンデーレーシング。ちなみにラッキーライラックは3000万円、リリーノーブルは1800万円で募集された。ラッキーライラックの仕上がり次第で逆転の可能性を秘めている。川田騎手が下げ過ぎなければ。
マウレアは2走前の阪神JFで0.2秒差の3着に入ったが、直線で前が詰まって外に切り返すロスがあった。前走クイーンCは3番手から伸び切れず0.5秒差の5着。前半5F57.8秒のハイペースで前に行き過ぎた感があるが、前に行ったテトラドラクマ、アルーシャが1、3着に粘っているのは少し気になるところ。13年の桜花賞を勝ったアユサンの全妹。春の目標の桜花賞に向けて賞金を加算するために中2週で阪神に遠征することになった。このあたりがどう出るか。小柄な馬だけに馬体が大きく減らないことが条件。ちなみにアユサンは阪神JF7着からチューリップ賞に直行し3着だった。テン乗りの武豊騎手に乗り替わる。
スカーレットカラーは白菊賞でリリーノーブルに0.2秒差の2着。前走フェアリーSは大外から捲ってプリモシーンに0.2秒差の2着に入った。プリモシーンは東京芝1600mの未勝利戦でテトラドラクマ(クイーンC優勝)にクビ差で勝っている。過去10年のチューリップ賞で岩田騎手は8番人気以内なら[0−2−2−3]。サラキアはディープインパクト産駒でサロニカの全妹。シルクレーシングで同世代牝馬の最高となる6000万円で募集された馬。今年の3歳重賞はキャリア1戦の馬が激走するケースが目立つ。シルクレーシングはアーモンドアイがシンザン記念、アーモンドアイがフェアリーSを初勝利直後に勝っている。
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