弥生賞
レース展望

皐月賞トライアル。過去10年で1番人気は[5−2−0−3]で7連対。単勝1倍台は[3−1−0−1]、キャリア3戦以上なら[3−0−0−0]で勝率100%。2番人気は[3−1−2−4]で4連対、3番人気は[0−1−1−8]で1連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は523倍、6倍、33倍、2倍、43倍で人気馬同士でガチガチか波乱か両極端。

連対馬20頭のうち14頭が前走連対、18頭が前走5着以内。前走6着以下は[0−2−2−24]で連対したのは前走朝日杯FSときさらぎ賞の7着馬。最近は前走OP以上を勝って人気になった馬が活躍している。6番人気以下で連対した5頭は道中5番手以内につけていた。流れが緩むことが多く、前に行った馬が粘って穴をあけている。昨年はマイスタイルが逃げて8番人気で波乱を演出。穴で前残りに注意。

ダノンプレミアムは新馬、サウジアラビアRC、朝日杯FSを3連勝。サウジアラビアRCは2番手から抜け出して1分33秒0(稍重)のレコードで快勝。前走朝日杯FSは1枠1番から内ラチ沿いの3番手につけ、メンバー最速の33.6秒で抜け出して3馬身半差で圧勝。勝ちタイム1分33秒3はレースレコード。レーティング117は過去14年でトップ。これまでは全て直線の長いコースで距離は1800mまで。中山内回りの芝2000mがカギになるが、脚質的に問題なさそう。皐月賞、ダービーの前でも能力の違いを見せつけるか。

ワグネリアンは新馬、野路菊S、東スポ杯2歳Sを3連勝。新馬戦は中団からメンバー最速の32.6秒でヘンリーバローズとの叩き合いをハナ差で制した。野路菊Sは後方からメンバー2位の33.0秒で差し切り、1分49秒3(重)で2馬身半差で圧勝。前走東スポ杯2歳Sは後方からメンバー最速の34.6秒で差し切り、1分46秒6の好タイムで3馬身差で圧勝。中京芝2000mの新馬戦を勝っているが、小回りコースは初めて。昨年4月以降の重賞で福永騎手は[1−5−5−43]。唯一勝ったのは東スポ杯2歳Sのワグネリアン。

新馬、シクラメン賞を連勝したオブセッション、前走ホープフルS2着のジャンダルム、同4着馬サンリヴァル、前走セントポーリア賞2着のリビーリング、ダートの新馬戦を勝ったアサクサスポットなど。オブセッションは前走シクラメン賞は後方からメンバー最速の33.5秒で差し切り、1分45秒6のレコードで4馬身差で圧勝。シルクレーシングで1億円で募集されたディープインパクト産駒。16年以降の重賞でルメール騎手&藤沢和厩舎のコンビは[10−2−3−6]、3番人気以内なら[9−2−2−4]で連対率64.7%。

ジャンダルムは新馬、デイリー杯2歳Sを連勝し、前走ホープフルSで中団からメンバー3位タイの36.2秒で伸びて0.2秒差の2着。母はスプリントG1を2勝しているビリーヴ。外を回っていい脚を長く使い、芝2000mをこなすことを示した。ホープフルSを勝ったタイムフライヤーに京都2歳Sで勝ったグレイルは共同通信杯7着、ホープフルS3着のステイフーリッシュは共同通信杯10着。このあたりをどう考えるか。サンリヴァルは中山芝2000mの芙蓉Sを勝ち、ホープフルS4着。逃げに拘っている藤岡佑騎手が騎乗する。

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