マーチS
レース展望
過去10年で1番人気は[1−1−2−6]で2連対のみ。単勝1倍台は[0−0−1−0]、2倍台は[1−1−0−1]だが、単勝3倍以上は[0−0−1−5]で連対なく不振。2番人気は[1−2−2−5]で3連対、3番人気は[1−0−2−7]で1連対。6番人気以下が12連対と多く、馬連は50〜90倍台が3回、万馬券が4回と荒れている。ハンデ戦で人気薄の激走が多く、かなり波乱傾向が強い。
459キロ以下は[0−1−0−5]、460〜479キロは[1−0−2−23]で計2連対のみ。連対馬18頭が480キロ以上。馬格のあるパワータイプに注目。53キロ以下は[0−0−0−8]、54キロは[1−1−1−22]。55キロは6連対、56キロは5連対。57キロは[0−1−1−19]だが、57.5〜58キロは[5−1−3−16]で6連対。実績馬は重ハンデを克服している。
ハイランドピークは中山ダ1800m[3−2−0−1]で初茜賞(1000万)、上総S(1600万)を逃げて2連勝。初茜賞は10馬身差、上総Sは5馬身差の圧勝だった。以前は横山和騎手が騎乗していたが、父の横山典騎手に替わって素質が開花し、一気にパフォーマンスを引き上げた。前走より1キロ軽い55キロで出走できるが、昇級戦、重賞初挑戦を考えると少し見込まれたか。前2走は稍重で前半5F61.7秒、62.8秒。重賞でメンバーが強化され、1番人気でマークされて流れが速くなると真価が問われる。
センチュリオンは中山ダ1800m[7−2−2−3]でOP特別では[2−1−2−0]で複勝率100%。馬場、展開、位置取りに関係なく3着以内を確保している。前走総武Sは好位からメンバー2位の38.0秒で抜け出して1分52秒8で優勝。テン乗りの幸騎手に乗り替わる。エピカリスはUAEダービーで2着に入り、レパードSは直線で前が壁になって脚を余し0.3秒差の3着。前走みやこSは中団から早めに動いたが、直線で伸び切れず8着。リフレッシュしてどこまで変わるか。鞍上はルメール騎手。
昨年エルムSとコリアCを連勝したロンドンタウン、昨年のマーチS2着馬ディアデルレイ、同3着馬アルタイル、東海S2着馬コスモカナディアン、前走総武S3着のクインズサターン、昨年の川崎記念勝ち馬オールブラッシュなど。ロンドンタウンは前3走G1で15、5、14着に終わったが、G3では[2−1−0−3]。昨年のマーチSは0.3秒差の4着。57.5キロがどう出るか。ディアデルレイは2走前に師走Sを勝っている。昨年のマーチSより2キロ増、師走Sより1キロ増の57キロの克服がカギ。
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