ニュージーランドT
レース展望

過去10年で1番人気は[4−1−1−4]で5連対。単勝2倍台は[1−0−1−2]、3倍台は[3−1−0−1]、4倍台は[0−0−0−1]。前走4〜6着に負けた馬は[3−0−1−0]で堅実。2番人気は[2−2−2−4]で4連対、3番人気は[0−1−1−8]で1連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が3連対。最近5年の馬連は15倍、14倍、29倍、221倍、293倍で荒れている。

連対馬20頭のうち17頭が前走5着以内。前走重賞で5着以内に入った馬が活躍している。前走6、6、8着から連対した3頭は前2走とも重賞に出走していた。前走10着以下は[0−0−0−25]で3着以内がなく不振。459キロ以下は[0−1−4−44]で1連対のみ。3番人気以内は[0−0−0−7]で人気馬も不振に終わっている。小柄な馬は人気でも危険。大穴で前走重賞で5着前後に負けた関西馬に注意。

ケイアイノーテックは休み明けのデイリー杯2歳Sは馬体22キロ増で0.6秒差の3着。朝日杯FSは中団からメンバー2位タイの33.8秒で伸びて0.4秒差の4着。2着ステルヴィオと同タイムで上がりも同じだった。前走500万条件は後方からメンバー最速の33.9秒で差し切って4馬身差で圧勝。単勝1.2倍の断然人気で能力の違いを見せつけた。今年は重賞勝ち馬がカシアス(函館2歳S)しかいない。前走圧勝と重賞実績から1番人気になりそうだ。これまで全て5番枠より内枠。テン乗りの戸崎騎手に乗り替わる。

カシアスは[2−2−1−1]で朝日杯FS7着を除き3着以内を確保。函館2歳Sは5番手からメンバー3位の34.8秒で抜け出して優勝。京王杯2歳Sは3番手からしぶとく伸びて0.3秒差の2着。前走シンザン記念はハナを切ってスローに落とし、最後までしぶとく粘って0.3秒差の3着。相手なりに堅実に走るタイプでG1を除き大きく崩れていない。朝日杯FSで1分34秒1で走り、前走シンザン記念3着で距離のメドは立ったか。中山芝1600mはトリッキーなコースだけに立ち回りの上手さを生かせれば。

前走フラワーC2着のトーセンブレス(桜花賞抽選対象)、朝日杯FS6着、シンザン記念4着のファストアプローチ、デイリー杯2歳S2着、きさらぎ賞5着のカツジ、前走ファルコンS4着のアンブロジオ、未勝利から3連勝でクロッカスSを勝ったリョーノテソーロ、前走中山芝1600mの500万条件を勝ったラムセスバローズ、アイスフィヨルドなど。ファストアプローチは朝日杯FSで4着ケイアイノーテックに0.1秒差の6着。7着カシアスにクビ差先着した。関東馬で今回は輸送が短い。外枠に入りそうな雰囲気。

カツジはデイリー杯2歳Sでジャンダルムに0.2秒差の3着。前走きさらぎ賞はスローペースで3番手から伸び切れず5着。休み明けで馬体が14キロ増えていた。ひと叩きされて距離1F短縮。高速決着が未知数も変わり身に注意。アンブロジオは芝1600mで2戦2勝。先行抜け出しタイプだが、久々の右回りがどう出るか。リョーノテソーロは初芝のクロッカスSを中団からメンバー最速タイの34.1秒で差し切って1分22秒3(稍重)で優勝。先週のダービー卿CTは1分32秒2の高速決着になった。適性の差が出やすい馬場状態。今年も極端な人気薄で大波乱がありそうだ。

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