阪神牝馬S
レース展望

16年から距離が1600mに変更された。過去10年で1番人気は[3−2−0−5]で5連対。1600m変更後はミッキークイーンが2、1着で連対を確保。2番人気は[2−1−0−7]、3番人気は[0−3−2−5]で各3連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は23倍、6倍、52倍、3倍、8倍で中穴までに収まっている。最近2年は2−1番人気、1−3番人気でガチガチになった。

年齢別では4歳[6−7−4−53]、5歳[2−3−3−43]、6歳[1−0−3−20]、7歳以上[1−0−0−15]で4歳馬の活躍が目立つ。1、2番人気の4歳馬は関東馬[1−0−0−3]、関西馬[2−2−0−3]で関東馬は不振。7歳以上の高齢馬は1連対のみ。前走1600万条件は[4−2−2−27]、勝ち馬が5番人気以内なら[3−1−2−4]。昇級戦でも人気になる馬は通用している。

リスグラシューは昨年の牝馬3冠で桜花賞2着、オークス5着、秋華賞2着。エリザベス女王杯は8着に終わったが、復帰戦の東京新聞杯を7番手からメンバー4位タイの33.6秒で抜け出して1分34秒1で優勝。阪神芝は[1−2−2−0]、芝1600mは[2−3−1−0]、阪神芝1600mは[0−2−1−0]。G1を勝っていないため、アドマイヤリード、ソウルスターリングより2キロ軽い54キロで出走できる。東京芝1600mは2戦2勝で目標は次のヴィクトリアマイルか。小柄でも成長力あるハーツクライ産駒。

ソウルスターリングは昨秋毎日王冠8着、天皇賞(秋)6着、ジャパンC7着に終わった。今年は牝馬路線を歩むことになり、次のヴィクトリアマイルが目標か。ヴィクトリアマイルの結果次第で安田記念を使うのだろう。G1馬のため、他馬より2キロ重い56キロを背負う。過去10年で56キロを背負った馬は[0−2−0−10]で1、2番人気なら[0−2−0−2]でマルセリーナ、ミッキークイーンが2着。阪神芝1600mは[2−0−1−0]で阪神JFとチューリップ賞を勝っている。仕上がりと点で乗らないルメール騎手次第か。

昨年のヴィクトリアマイル勝ち馬アドマイヤリード、同2着馬デンコウアンジュ、ターコイズSと京都牝馬Sを連勝したミスパンテール、昨年のローズS勝ち馬ラビットラン、同4着馬ミリッサ、昨年の阪神牝馬S3着馬ジュールポレール、前走1600万条件を勝ったレッドアヴァンセ、ミエノサクシード、ワントゥワンなど。アドマイヤリードはヴィクトリアマイルをルメール騎手の神騎乗で優勝。昨年の阪神牝馬Sは後方から追い込んで0.3秒差の2着。前走東京新聞杯は12着に終わったが、どこまで復調してくるか。鞍上はMデムーロ騎手。

デンコウアンジュはヴィクトリアマイルで2着に入り、ターコイズS3着、東京新聞杯4着と芝1600mでは大崩れしていない。阪神芝1600mは[0−0−0−4]でチューリップ賞5着が最高。ミスパンテールは1600万、ターコイズS、京都牝馬Sを3連勝。キャリア1戦で臨んだチューリップ賞でソウルスターリングの2着に入ったのはダテではなかった。前走より1キロ軽い54キロで出走できる。ラビットランはローズSを後方からメンバー最速の33.5秒で差し切り勝ち。小柄な外国産馬。ひと息入れてどこまで成長してくるか。

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