アンタレスS
レース展望

過去10年で1番人気は[3−3−1−3]で6連対。前走重賞連対馬は[2−3−1−1]。56キロ[0−1−0−2]、57キロ[3−1−0−0]、58キロ[0−1−1−1]で57キロは堅実。2番人気は[2−1−3−4]、3番人気は[2−1−2−5]で各3連対。連対馬15頭が5番人気以内、残る5頭は6、6、7、8、11番人気。最近5年の馬連は3倍、32倍、28倍、5倍、43倍で中穴決着が多い。

連対馬20頭のうち14頭が前走連対、17頭が前走4着以内に入っていた。前走勝った馬が活躍している。前走ダートのOP以上で連対した馬を重視。前走10着以下は[0−1−3−34]で11番人気の1連対のみ。6番人気以下で連対した5頭のうち3頭が前走マーチS4、9、11着に負けていた。昨年はマーチS4着のロンドンタウンが6番人気で2着。中山の重いダートで負けた馬が巻き返す。マーチS組に注意。

グレイトパールはダートを使って500万、1000万、1600万、仁川S、平安Sを5連勝。上がりは1、2、1、2、5位。前走平安Sは前半5F59.2秒の速い流れで中団から捲って先団に取りつくと直線で後続を突き放し4馬身差で圧勝。速い流れで自分から動いて勝ち、一気にパフォーマンスを引き上げた。相馬眼的にG1を狙えそうな馬だが、今回は骨折で長期休養明け。ダ1800m、57キロは初めて。課題は多いが、今後の重賞戦線に向けて賞金を加算する必要がある。あっさり勝つか、それとも馬券圏外か。

アルデバランS、仁川Sを連勝したナムラアラシ、昨年のJBCクラシック3着馬ミツバ、昨年エルムS、コリアCを連勝したロンドンタウン、前走マーチS2着のクインズサターン、同4着馬アルタイル、同5着馬コスモカナディアン、昨年のシリウスS勝ち馬メイショウスミトモ、前走佐賀記念2着のトップディーヴォなど。ナムラアラシは1枠1番からロスなく進み、直線で上手く捌いて2連勝。阪神ダ1800mは[2−0−1−2]で新馬戦と1600万条件を勝っている。過去10年で4コーナー10番手以下は[0−1−3−53]。

ミツバはチャンピオンズC、東京大賞典で6着に終わった。前走名古屋大賞典は中団から早めに動いてサンライズソアに0.1秒差の2着。阪神ダ1800mは[3−1−0−2]の巧者。気難しい馬でまともに走るときと走らないときの差が大きいタイプ。テン乗りの国分優騎手に乗り替わる。ロンドンタウンは2連勝の後、チャンピオンズC15着、東京大賞典5着、フェブラリーS14着、マーチS6着と不振が続いている。昨年のアンタレスSは中団から伸びて0.3秒差の2着。昨年のエルムSではテイエムジンソクに勝っている。

クインズサターンは前走マーチSで中団からメンバー3位の37.4秒で伸びてハナ差の2着。追い込み一辺倒から脱却できた。関西馬でも阪神は初めて。テン乗りの四位騎手が持ってくるか。アルタイルはボルックスSを勝ち、マーチSが0.1秒差の4着。叩き2戦目、1キロ減の56キロでパフォーマンスアップできれば。コスモカナディアンは3走前の東海Sでテイエムジンソクに0.1秒差の2着がある。昨年の仁川Sではグレイトパールに0.1秒差の2着。3着には9馬身差をつけていた。馬場、枠順など条件が揃えば。

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