フローラS
レース展望

オークストライアル。過去10年で1番人気は[4−1−0−5]で5連対。14年以降は[0−1−0−3]で1連対のみ。2番人気は[2−3−2−3]で5連対、3番人気は[1−1−2−6]で2連対。6〜9番人気は3連対、10番人気以下は3連対。最近5年の馬連は8倍、59倍、11倍、19倍、320倍。昨年は12番人気のモズカッチャン、10番人気のヤマカツグレースで大波乱になった。

連対馬17頭が前走4着以内。残る3頭は前走フラワーC6着、毎日杯7着、500万条件9着。前走10着以下は[0−0−0−21]で不振。12年以降の連対馬12頭は全て前走4着以内。前走500万条件を勝った馬が活躍している。連対馬20頭のうち8頭が1勝馬、勝ち馬は10頭のうち4頭が1勝馬。1勝馬でも通用している。OP以上で好走経験のある1勝馬と前走未勝利戦を勝った1勝馬に注意。

サトノワルキューレはデビューから全てMデムーロ騎手が騎乗し、京都芝1800mの新馬戦1着、梅花賞2着、ゆきやなぎ賞1着。前走ゆきやなぎ賞は最後方から徐々に押し上げてメンバー2位の34.1秒で差し切り2分27秒0で優勝。角居厩舎のディープインパクト産駒。Mデムーロ騎手が騎乗するため、1番人気に支持されそうだ。前3走は前半5F61.0〜63.8秒のスローペースだった。

前走チューリップ賞4着のサラキア、前走クイーンC4着のオハナ、前走ミモザ賞を勝ったレッドベルローズ、前走フラワーC3着のノームコア、同4着のウスベニノキミ、前走君子蘭賞2着のセンテリュオ、新馬、きんもくせい特別を連勝したレーツェル、母がオークス馬ダイワエルシエーロのカーサデルシエロ(藤原英厩舎)など。フローラSは昨年12番人気のモズカッチャンが勝ったように極端な人気薄の激走が多い。

サラキアはチューリップ賞で大きく出遅れてメンバー4位タイの33.4秒で追い込んで0.7秒差の4着。出遅れ癖と小柄な牝馬だけに長距離輸送が気になるが絶対能力は高い。開幕週だけに大きく出遅れると致命的になる可能性がある。オハナはクイーンCで中団の外からメンバー5位の35.3秒で伸びて0.4秒差の4着。外枠が堪えたが、最後までしぶとく伸びていた。能力はあるが、小柄過ぎる点が少し気になる。

レッドベルローズはクイーンCで出遅れて10着に終わったが、前走ミモザ賞は3番手から抜け出して快勝。テンションが高く子供っぽいところがあるが、末脚はしっかりしている。東京の新馬戦は11.8−11.2−11.1秒の尻上がりラップだった。ノームコアは休み明けのフラワーCで2番手から粘って0.3秒差の3着。小回り向きだが、新馬戦、アスター賞を尻上がりラップで勝っている。スローになると粘り込みがある。

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