マイラーズC
レース展望
過去10年で1番人気は[2−2−2−4]で4連対。過去8年は[0−2−2−4]で未勝利。単勝3倍以上は[0−1−1−2]で不振。2番人気は[1−0−1−8]で1連対、3番人気は[4−1−2−3]で5連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は128倍、8倍、153倍、66倍、5倍で堅いか波乱両極端。別定G2でも人気薄の連対が多く波乱傾向が強い。
連対馬20頭のうち9頭が前走連対。前走4〜6着が6連対。穴で前走OP以上で4〜6着に負けた馬に注意。前走10着以下は[2−1−2−36]で連対した3頭にはG1連対があった。前走惨敗した馬はG1実績馬なら巻き返し可能。6番人気以下で連対した7頭は前走OP以上に出走し、そのうち5頭が前走5着以内。前走5着以内に入った4、5歳馬が6〜9番人気で穴をあけるパターンが続いている。
エアスピネルは芝1600m[4−3−1−1]で昨年の安田記念5着を除き3着以内を確保。京都芝1600mは[2−2−1−1]でデイリー杯2歳S1着、京都金杯1着、マイラーズC2着、マイルCS2着がある。昨年のマイルCSは中団から抜け出したが、最後にペルシアンナイトに差されてハナ差の2着。今年は右前トウ骨の骨膜炎を発症し中山記念を回避。軽症だったようだが大事をとった。本番の安田記念を前にどこまで仕上げてくるか。昨年のマイラーズCはイスラボニータに半馬身差の2着。今年も56キロで出走できる。
モズアスコットは昨年未勝利から4連勝でオープン入り。重賞初挑戦となった阪神カップは0.4秒差の4着、今年の阪急杯はクビ差の2着に終わった。どちらも1番人気に支持されている。阪神カップはハイペースで中盤から大外を回って上がって行く強引なレースをしたのは、社台のイスラボニータがラストランだったせいか。阪急杯は中団の後ろから外を回ってメンバー3位の33.7秒で伸びて2着。3着レッドファルクスにハナ差先着した。大化けする可能性を秘めたフランケル産駒。手の内に入れているルメール騎手が騎乗するのは魅力。
マイルCS&阪神カップ3着のサングレーザー、前走六甲Sを勝ったロジクライ、京都金杯勝ち馬ブラックムーン、OP特別で3戦連続2着のグァンチャーレ、昨年のマイラーズC3着馬ヤングマンパワー、昨年のエプソムC勝ち馬ダッシングブレイズなど。サングレーザーは京都外回り[2−0−2−0]でスワンSを勝っている。他馬より1キロ重い57キロを背負うのは不利だが、昨年のマイルCSでG1にメドを立て、まだ成長が見込める4歳馬。福永騎手では[2−0−2−0]。開幕週のため、道中の位置取りがカギになる。
ロジクライは節分Sを逃げ切り、前走六甲Sを3番手から抜け出して1分32秒9で快勝。京都芝外1600mは[1−1−0−0]でシンザン記念を勝っている。一戦ごとにパフォーマンスアップ。開幕週にマッチした脚質だけに要注意か。ブラックムーンは京都金杯で重賞初制覇。追い込みタイプだけに開幕週の馬場がカギ。テン乗りの秋山騎手に乗り替わる。ヤングマンパワーは昨年のマイラーズCで2番手から粘って0.2秒差の3着。休み明けになるが、栗東入りして乗り込んでいる。昨年の走りができれば連対してもおかしくない。
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