オークス
レース展望
過去10年で1番人気は[4−2−1−3]で6連対。単勝1、2倍台なら[3−2−0−1]で連対率83.3%。桜花賞馬が1番人気なら[2−1−0−1]で連対率75%。2番人気は[1−3−2−4]で4連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。6〜9番人気は4連対、10番人気以下は1連対。最近5年の馬連は138倍、3倍、11倍、4倍、22倍。最近4年は1番人気が連対して20倍台までに収まっている。
連対馬20頭のうち17頭が前走3着以内。残る3頭は前走桜花賞8、9、10着。前走桜花賞なら巻き返し可能。最近は前走好走した馬が活躍している。前走桜花賞とフローラSで3着以内に入った馬と忘れな草賞勝ち馬に注目。6番人気以下で連対した5頭のうち4頭に前2走以内に重賞3着以内があった。5頭の前走は桜花賞2、10着、フローラS1、3着、忘れな草賞1着。前走好走がフロック視されて人気がない馬に注意。
アーモンドアイは[3−1−0−0]で未勝利、シンザン記念、桜花賞を3連勝。シンザン記念は出遅れて後方からメンバー最速の34.4秒で大外から差し切って快勝。レースのラスト3Fは12.1−11.7−11.5秒で尻上がりだった。前走桜花賞は後方2番手からメンバー最速の33.2秒で大外から差し切って快勝。勝ちタイム1分33秒1は桜花賞レコード。強烈な末脚で1番人気のラッキーライラックを相手にしなかった。JRA発表のレーティング115は過去14年でトップ。ブエナビスタ、ハープスターを上回った。
アパパネで牝馬3冠を制した国枝厩舎の管理馬。父はロードカナロア、母はエリザベス女王杯勝ち馬フサイチパンドラ(オークス2着)。過去10年で前走桜花賞勝ち馬は[3−1−1−4]、桜花賞を最速上がりで勝った馬は[2−1−0−0]でブエナビスタとジェンティルドンナが勝ち、ハープスターが2着。東京では芝1600mの新馬戦で中団からメンバー最速の33.5秒で差し切って3馬身差で圧勝している。距離2400mと展開がカギになるが、桜花賞では上がりが2位を1.0秒上回っている。届く位置で進めればあっさりか。超スローペースで後方、直線で手前を替え過ぎて伸び切れないようなことがなければ。
ラッキーライラックは[4−1−0−0]でアルテミスS、阪神JF、チューリップ賞をメンバー最速上がりで3連勝。前走桜花賞は3番手からメンバー8位の34.5秒で抜け出したが、アーモンドアイに差されて0.3秒差の2着。過去10年の桜花賞で1枠は[0−0−1−19]。ラッキーライラックは乗り難しい1枠1番だった。チューリップ賞、桜花賞の前半5Fは59.5秒、58.7秒、上がりは33.3秒、34.5秒。流れが緩めば高速ラップでまとめられる。緩い流れで前につけて高速ラップでまとめられれば、アーモンドアイを完封してもおかしくない。差し馬向きの展開になったときに石橋脩騎手がどう乗るか。
サトノワルキューレは[3−0−1−1]で前走フローラSを最後方からメンバー最速の33.4秒で差し切って1分59秒5で優勝。一頭だけ次元の違うレースぶりで能力の違いを証明した。レースのラスト4Fは11.9−11.5−11.3−11.7秒。2走前のゆきやなぎ賞でもラスト4Fを11秒台でまとめたようにディープインパクト産駒で高速ラップの持続力が優れている。3戦連続で馬体が減っているため、2戦連続の長距離輸送をこなして馬体を維持できるかがポイント。芝2400mで2戦しているのは強み。角居厩舎はカンタービレ、ランドネも出走させており3頭出しになる。
桜花賞3着馬リリーノーブル、同4着馬トーセンブレス、同5着馬マウレア、フローラS2着馬パイオニアバイオ、フラワーC勝ち馬カンタービレ、忘れな草賞勝ち馬オールフォーラヴ、スイートピーS勝ち馬ランドネ、2戦2勝のロサグラウカなど。過去10年のオークスで6〜9番人気は[2−2−3−25]で4連対、10番人気以下は[0−1−0−87]で1連対。今年はアーモンドアイ、ラッキーライラック、サトノワルキューレの3頭がかなり強力でガチガチの決着もありえる。全馬が経験のない東京芝2400mでアーモンドアイ、サトノワルキューレは追い込みタイプ。荒れるとすればそのあたりか。
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