葵S
レース展望

今年から重賞に昇格した。芝1200mで行われた過去8年で1番人気は[2−1−0−5]で3連対。単勝1、2倍台は[2−0−0−0]、3倍以上は[0−1−0−5]。前走3着以内は[2−1−0−1]、4着以下は[0−0−0−4]。2番人気は[1−1−1−5]で2連対、3番人気は[1−0−0−7]で1連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。最近5年のうち4年で人気薄が連対し、馬連は304倍、92倍、139倍、44倍、13倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

連対馬11頭が前走5着以内。前走500万条件勝ち馬は[2−2−1−24]で4連対。前走10着以下から3頭が連対しており、前走重賞なら着順は問われない。牡馬は[3−2−6−54]、牝馬は[5−6−2−37]で牝馬が活躍。牡馬は1番人気[2−0−0−3]だが、2〜4番人気は[0−0−1−8]で不振。6番人気以下で連対した6頭のうち4頭が牝馬。穴で前走重賞で惨敗した牝馬に注意。関東馬は[1−1−3−25]、5番人気以内では[1−0−0−8]で1連対のみ。人気の関東馬は過信禁物。

アサクサゲンキは朝日杯FSで10着に終わったが、芝1400m以下では[2−2−1−0]で小倉2歳S1着、京王杯2歳S3着、ファルコンS2着がある。芝1200mは全て小倉で[2−1−0−0]。前走ファルコンSは内ラチ沿いの4、5番手からメンバー6位の34.8秒で伸びて0.2秒差の2着。勝ったミスターメロディはNHKマイルCで4着に入った。1400mまではこなせるが、終いが少し甘くなっているところを見ると1200mがベストか。陣営は距離適性を考慮してNHKマイルCを使わず、ひと息入れてここに向けて仕上げてきた。今年の重賞で武豊騎手は1番人気になると[0−1−3−3]で3着が多い。

3戦3勝のアンフィトリテ、福島2歳S勝ち馬アンヴァル、橘S勝ち馬マドモアゼル、クリスマスローズS勝ち馬タイセイプライド、カンナS勝ち馬ペイシャルアス、紅梅S2着馬ラブカンプーなど。抽選対象の中にも狙えそうな馬がいる。アンフィトリテはルメール騎手が騎乗し、芝1200mの新馬、さざんか賞、マーガレットSを3連勝。ロードカナロア産駒で近親にネオリアリズム、リアルインパクトがいる。中団あたりにつけて直線でひと脚使うタイプでレースぶりが安定している。宗像厩舎の3歳牝馬。過去8年で5番人気以内の関東馬は[1−0−0−8]で不振だが、データを覆して4戦4勝で重賞を制してもおかしくない。

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