鳴尾記念
レース展望
12年に6月に移動し距離が2000mに変更された。過去6年で1番人気は[1−2−0−3]で3連対。差し馬は[1−2−0−0]だが、先行馬は[0−0−0−3]で不振。2番人気は[2−1−0−3]で3連対、3番人気は[2−0−1−3]で2連対。6〜9番人気が4連対。10番人気以下は[0−0−2−17]で3着止まり。過去6年の馬連は5倍、170倍、35倍、70倍、6倍、8倍で堅いか波乱両極端。
前走1着は[0−1−0−3]、2〜5着は[0−2−0−14]で計3連対のみ。前走6〜9着は[3−0−3−12]で3連対、10着以下は[3−3−2−25]で6連対。前走重賞で惨敗した馬が巻き返すのがパターン。前走重賞なら着順は問われない。6番人気以下で連対した4頭のうち2頭に重賞勝ち、2頭に重賞2着があった。前走負けて人気を落とした中距離重賞実績馬が激走するのがパターン。穴でこのタイプに注意。
トリオンフは条件戦から3連勝で小倉大賞典を優勝。大阪杯は出遅れて後方から捲ったが、直線で伸び切れず1.0秒の8着。前走新潟大賞典は好位の外から伸び切れず0.2秒差の4着。前半5F62.3秒の超スローペースで上がりはメンバー4位タイの33.0秒。切れより地力タイプで流れた方が持ち味を生かせるのだろう。前走はハンデ戦で57キロだったが、今回は1キロ減の56キロで出走できる。マルターズアポジーがいるだけにある程度流れるか。芝2000mは[2−0−0−2]。テン乗りのルメール騎手に乗り替わる。
トリコロールブルーは重賞で3戦してスプリングS5着(3人)、青葉賞7着(2人)、菊花賞15着(8人)。シルクレーシングで4500万円で募集されたステイゴールド産駒で人気になりやすいタイプ。今年は飛鳥S、大阪城Sを中団からメンバー最速の34.2秒、33.3秒で差し切って2連勝。前走大阪城SはOP特別の番人グァンチャーレとの叩き合いをクビ差で制した。勝ちタイムは1分45秒3で高速決着に対応できた。岩田騎手はこの内容なら重賞でもやれるとコメント。芝2000mは[3−1−0−0]で連対率100%。
金鯱賞3着馬サトノノブレス、中山記念3着馬マルターズアポジー、都大路Sをひと叩きされたストロングタイタン、昨年のサマー2000シリーズ優勝のタツゴウゲキ、新潟大賞典3着馬ナスノセイカン、中山金杯3着馬ストレンジクォークなど。サトノノブレスは芝2000m[3−3−3−4]で小倉記念、中日新聞杯、鳴尾記念(1分57秒6レコード)を優勝。2走前の金鯱賞はスローペースで逃げてスワーヴリチャードに半馬身差の2着に粘った。芝2000mのG2以下では[3−3−3−1]、G3以下では[3−1−1−0]。
ストロングタイタンは芝2000m[3−3−0−3]で重賞では中山金杯9着(1人)、小倉記念8着(1人)。芝2000mのOP特別では[0−2−0−1]。重賞では不振が続いているが、Mデムーロ騎手でどこまで変わるか。マルターズアポジーは福島記念、小倉大賞典、関屋記念を優勝。芝2000mは[3−0−0−6]で勝つか負けるか両極端。デビューから全てハナを切っている馬。開幕週の馬場を味方に粘り込むか。過去6年の鳴尾記念で武豊騎手は[2−0−0−3]でトウケイヘイロー、ステイインシアトルで逃げ切っている。
タツゴウゲキは芝2000m[5−1−0−4]で阪神では[1−0−0−1]。鮫島厩舎は暑くなると調子を上げる馬が多い。休み明けでどこまで仕上がってくるか。ナスノセイカンは前走新潟記念で3番手から0.2秒差の3着に粘った。芝2000mは[3−1−1−7]。左回りは[4−1−1−12]、右回りは[1−0−0−7]で右回りがカギ。ストレンジクォークは芝2000m[4−3−2−2]で16年以降は[2−3−1−0]。小島太厩舎から古賀慎厩舎に転厩。過去6年で関東馬は[0−0−1−5]で3着止まり。
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