マーメイドS
レース展望
過去10年で1番人気は[2−1−1−6]で3連対。前走条件戦は[2−1−0−1]、前走重賞は[0−0−1−5]。53キロは[2−1−0−1]、54キロ以上は[0−0−1−5]。前走重賞に出走した馬、54キロ以上は連対がなく不振。2番人気は[1−1−2−6]、3番人気は[2−0−0−8]で各2連対。連対馬20頭のうち12頭が6番人気以下。9年で6番人気以下が連対している。最近5年の馬連は183倍、129倍、36倍、60倍、12倍で中穴以上の決着が多い。ハンデ戦で波乱傾向が強い。
連対馬20頭のうち6頭が前走1着。6頭は全て前走条件戦に出走していた。前走1000万条件でも通用している。前走OP以上を勝った馬は[0−0−0−3]。前走7着以下から6頭が連対。前走重賞なら着順は問われない。連対馬20頭のうち10頭が前走条件戦に出走していた。12、14、15、16年は前走条件戦に出走した馬がワンツーを決めた。牝馬限定ハンデG3は格より調子。前走条件戦を勝った勢いのある軽量馬に注意。逃げ馬は[1−3−0−6]で9、10、10、14番人気。穴で逃げ馬に注意。
キンショーユキヒメは重賞で不振が続いていたが、前走福島牝馬Sを後方からメンバー最速の35.4秒で差し切って重賞初制覇を飾った。前半5F59.0秒で差し馬向きの展開になり、後方でじっくり脚をタメ、早めに動いた馬が最後に一杯になる中、最後に鋭く伸びて差し切った。昨年のマーメイドSは後方からメンバー最速の34.3秒で追い込んで0.1秒差の4着。今年は重賞を勝ったため、昨年より4キロ重い55キロを背負う。芝2000mは[3−1−0−6]、阪神芝2000mは[1−1−0−1]。芦毛の牝馬で夏場に走るタイプ。秋山騎手が届く位置で流れに乗れるかがカギ。
ミリッサは2走前に初音S(1600万)を中団からメンバー4位の336秒で差し切って1分47秒3で優勝。クビ差の2着サンティール着は2走後にパールS(1600万)を勝っている。前走阪神牝馬Sは中団から伸び切れず0.4秒差の7着。33.7秒で上がったが、前半5F61.0秒のスローペースで前残りになり届かなかった。オークス馬シンハライトの半妹でダイワメジャー産駒。重賞ではチューリップ賞4着、ローズS4着、秋華賞8着(重)がある。メンバー唯一の4歳馬で6月に降級したため、格上挑戦になる。小柄な馬に53キロはいいが、距離2000mの克服がカギ。
前走福島牝馬S4着のトーセンビクトリー、同5着のレイホーロマンス、同6着のワンブレスアウェイ、愛知杯勝ち馬エテルナミノル、前走阪神牝馬S6着のミエノサクシード、前走サンシャインS4着のフェイズベロシティ、前走1000万条件を勝ったエマノン、ルネイションなど。トーセンビクトリーは芝2000m[2−0−0−3]で16年にジェンティルドンナMを1分59秒4で逃げ切っている。ハナ差の2着ステイインシアトルは昨年鳴尾記念を逃げ切った。前3走はAJCC5着、中山牝馬S4着、福島牝馬S4着で善戦止まり。トップハンデ56キロで詰めが甘くならなれば。
レイホーロマンスは愛知杯が51キロで2着、中山牝馬Sが52キロで2着。前走福島牝馬Sは中団の内から馬群を捌いてメンバー5位の36.2秒で伸びて0.6秒差の5着。前走負けたことで52キロで出走できる。スズカデヴィアスの半妹。新潟大賞典を勝った兄に続けるか。ミエノサクシードは阪神芝[3−2−0−3]で4戦が上がり最速。阪神では速い上がりを繰り出しているが、距離2000m、直線の短い内回りコースがカギ。フェイズベロシティは16年夏以降、後方から追い込んだときは[1−1−0−5]で上がりは全てメンバー最速。ハンデは51キロ。前崩れの展開になれば。
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