ユニコーンS
レース展望

過去10年の1番人気は[4−3−0−3]で7連対。前走国内のダート戦で勝った馬は[4−3−0−0]で連対率100%。2番人気は[3−3−1−3]で6連対、3番人気は[3−1−4−2]で4連対。連対馬19頭が4番人気以内、残る1頭は9番人気。10番人気以下は[0−0−1−68]。1番人気が崩れた3年の馬連は、3−4番人気で81倍、2−9番人気で91倍、2−5番人気で26倍。1番人気が信頼できれば10倍以下、信頼できなければ中穴を狙うのが妙味。

連対馬20頭のうち16頭が前走連対。前走ダートのOP以上を勝った馬が活躍している。前走ダートで5着以下に終わった馬は[0−0−1−34]で3着が1回あるのみ。前走芝は[0−1−1−29]、3番人気以内は[0−1−0−3]で1連対のみ。関東馬は[3−4−5−63]、関西馬[7−6−6−64]で関西馬が活躍している。3番人気以内では関東馬[3−2−2−5]で連対率41%、関西馬は[7−5−3−3]で連対率66%。人気の関西馬は連対率が高い。

ルヴァンスレーヴはダートの新馬、プラタナス賞、全日本2歳優駿を3連勝。東京ダ1600mのプラタナス賞は好位からメンバー2位の35.4秒で抜け出して2馬身半差で圧勝。直線で軽く促しただけで勝ちタイム1分36秒2はレコードだった。前走伏竜Sは好位からメンバー3位の36.6秒で伸びて0.2秒差の2着。全日本2歳優駿で負かしたドンフォルティスに先着を許した。休み明けで馬体10キロ増。成長分もあるが、少し余裕残しの仕上げだったか。前走は内田博騎手が騎乗したが、3戦3勝のMデムーロ騎手に乗り替わる。スタートが遅いタイプ。前残りの展開で後方からのレースにならなければ。

グリムはダート[3−0−0−1]で500万条件、青竜Sを2連勝。前走青竜Sは4番手からメンバー3位の36.1秒で抜け出して1分36秒9(稍重)で優勝。直線でスマハマに迫られたが、最後までしぶとく伸びて抜かせなかった。ただし斤量はスマハマより1キロ軽い56キロだった。2着スマハマは3連勝でヒヤシンスSを勝った馬。3着オメガパフュームは次走古馬を相手に加古川特別(1000万)を勝っている。前走青竜S(14年に新設)は[1−2−3−10]で勝ち馬は[1−0−2−0]、2着馬は[0−1−1−0]。過去10年で川田騎手は[1−0−0−2]で16年にゴールドドリームで制している。

前走鳳雛Sを勝ったハーベストムーン、同2着のグレートタイム、同3着のコマビショウ、ダート3戦2勝のリョーノテソーロ、前走端午Sを勝ったバイラ、同2着のタイセイアベニール、東京ダ1600mで2戦2勝のトキノパイレーツ、前走東京ダ1600mの500万条件を勝ったプロスパラスデイズ、2戦2勝のホウショウナウなど。

ハーベストムーンはダート[3−1−1−0]で3着以内を確保。500万条件を5馬身差で圧勝した臨んだ前走鳳雛Sは前半64.4秒のスローペースで逃げ、メンバー4位タイの36.2秒でまとめて1分53秒4で優勝。人気のグレートタイム、コマビショウを完封した。初の左回り、初のダ1600mで前に行ってどこまで踏ん張れるか。テン乗りの戸崎騎手に乗り替わる。

グレートタイムはダート[2−3−0−1]で唯一連対を外したのは連闘で後方からのレースになったヒヤシンスS4着。前走鳳雛Sは後方から捲ってメンバー最速の35.9秒で上がってクビ差の2着。スローペースでハーベストムーンに逃げ切られたが、外を回っていい脚を長く使った。藤原英厩舎の管理馬で追って味のあるタイプ。[1−1−0−0]のルメール騎手が持ってくるか。

リョーノテソーロはニュージーランドT8着、NHKマイルC11着に終わったが、ダートでは[2−1−0−0]。東京ではダ1400mの500万条件を好位から抜け出して1分25秒5で勝っている。同馬主&同厩舎は昨年のユニコーンSで1番人気のリエノテソーロが7着に終わった。昨年の憂さを晴らせるか。

プロスパラスデイズは二ノ宮厩舎から昆厩舎に転厩した前走東京ダ1600mの500万条件を好位からメンバー最速の37.3秒で抜け出して3馬身半差で圧勝。勝ちタイムは1分37秒6。馬主はゴドルフィンでハードスパン産駒。パドックでテンションが高いのは気になるが、叩き2戦目でパフォーマンスアップできれば。

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