函館2歳S
レース展望

過去10年で1番人気は[4−3−0−3]で7連対。関東馬[1−1−0−2]、関西馬[3−2−0−1]、牡馬[1−1−0−3]、牝馬[3−2−0−0]。関西馬、牝馬なら堅実。2番人気は[4−1−2−3]で4連対、3番人気は[1−1−1−7]で2連対。6〜9番人気は1連対、10番人気以下は2連対。最近5年の馬連は39倍、168倍、13倍、6倍、156倍。関東牡馬が1番人気になると荒れる傾向がある。

関東馬[2−7−5−63]、関西馬[8−3−5−44]。関西馬は1着、関東馬は2着が多い。3番人気以内の関西牝馬は[4−1−0−2]で堅実。6番人気以下では関東馬[0−3−3−50]、関西馬[0−0−1−31]。穴で関東馬に注意。6番人気以下で連対した3頭のうち2頭が牝馬。3頭は前走函館芝1200mで勝っていたが、勝ちタイムが遅かった。穴で勝ちタイムが遅い人気薄牝馬、特に先行タイプに注意。

ナンヨーイザヨイは函館芝1200mの新馬戦を2番手から抜け出して快勝。開幕週だったが、勝ちタイム1分9秒4は今年の函館2歳戦の最速タイム。3、4着馬はその後未勝利戦を勝っている。セレクトセールで3780万円で取り引きされたエイシンフラッシュ産駒。飛びが大きく馬体的にも距離をこなしそうなタイプ。走破タイムが速かったことで1番人気に支持されそうだ。過去10年で関西牡馬の1番人気は[1−1−0−1]。

スズカカナロアは函館芝1200mの新馬戦を2番手から抜け出して優勝。勝ちタイム1分11秒1は遅いが、2連続開催の初日で稍重の渋った馬場だった。飛びが大きく前半は押して2番手に押し上げたが、スピードに乗ってからは終始スムーズな走りだった。セレクトセールで3780万円で取り引きされたロードカナロア産駒で母系はスカーレット一族。過去10年の函館2歳Sで池添騎手は[0−0−2−6]で3着止まり。

函館芝1200mの新馬戦を圧勝したアスターペガサス、福島ダ1150mの新馬戦を圧勝したホールドユアハンド、函館芝1200mの未勝利戦を勝ったカルリーノ、福島芝1200mの新馬戦を圧勝したイチゴミルフィーユなど。アスターペガサスは新馬戦を2馬身半差で圧勝。まだ馬体に余裕があり、頭の高い走りだったが、最後まで勢いは衰えなかった。ジャイアンツコーズウェイ産駒の外国産馬。小崎騎手は重賞初制覇なるか。

ホールドユアハンドはダートの新馬戦で逃げて4馬身差で圧勝。北海道サマーセールで669万円で取り引きされたエスポワールシチー産駒。過去10年で前走ダートを使った馬は[0−0−0−31]。ルメール騎手がデータを覆すか。カルリーノは新馬戦でナンヨーイザヨイに負けたが、未勝利戦を好位から抜け出して1分9秒7(稍重)で優勝。岩田騎手がナンヨーイザヨイに騎乗するため、藤岡佑騎手に乗り替わる。

イチゴミルフィーユは福島の新馬戦を3馬身差で圧勝。勝ちタイムは1分11秒3(稍重)。過去10年で牝馬は[5−6−5−55]で牡馬と互角。前走福島は[0−0−2−13]で3着止まり。林厩舎は重賞初挑戦になる。14年2着のタケデンタイガー(11人)、昨年2着のウインジェルベーラ(14人)は前走函館芝1200mの勝ちタイムが1分10秒5、1分10秒6だった。大穴で勝ちタイムが遅い、極端な人気薄に注意。

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