中京記念
レース展望

12年に距離が1600mに変更された。過去6年で1番人気は[0−0−1−5]で連対なし。2番人気は[0−1−0−5]で1連対、3番人気は[0−0−2−4]、4番人気は[0−0−1−5]で連対なし。1〜4番人気は[0−1−4−19]で1連対のみ。6〜9番人気が5連対、10番人気が3連対。過去6年の馬連は9倍、220倍、200倍、170倍、51倍、26倍。ハンデ戦でかなり波乱傾向が強い。

前走勝ち馬は[3−1−4−7]で4連対。前走2〜4着は[0−1−1−22]で1連対。前走善戦馬は不振。53キロ以下は[0−1−0−16]で1連対。連対馬12頭のうち9頭が56キロ以上、6頭が57キロ以上。マイル重賞実績のある重ハンデ馬に注目。トップハンデは[2−1−2−6]で連対した3頭は5、7、13番人気。14年はマイルCS勝ち馬サダムパテックが58キロを背負って直線一気を決めている。

グレーターロンドンは昨年の安田記念4着馬。その後は毎日王冠3着、ディセンバーS3着、ダービー卿CT5着、京王杯SC4着など善戦止まり続いている。前走京王杯SCは最後方からメンバー最速の32.5秒で追い込んで0.1秒差の4着。初の芝1400mで速い流れで追走に苦労したのか、位置取りが悪過ぎた。それでも久々に32秒台の末脚を繰り出し復調気配を示した。芝1600mは[5−0−0−3]で左回り、ハンデ56.5キロは問題ない。展開、馬場、位置取りがマッチすれば。夏に出走するのは今回が初めてになる。

ウインガニオンは昨年谷川岳S、パラダイスS、中京記念を3連勝。中京記念は内枠スタートから2番手につけ、メンバー6位の34.8秒で抜け出して後続を引き離し、1分33秒2で2馬身半差で圧勝。最終週でもこの日は内ラチ沿いを通って前に行った馬が粘るレースが多く、その馬場傾向を味方につけた。6〜8月は[7−1−0−2]でG3以下、芝1400〜1600mなら[7−1−0−0]。暑くなると調子を上げるタイプで中京芝1600mは2戦2勝。ハンデは昨年より0.5キロ増の57.5キロ。あとは展開、馬場、枠順か。

六甲S勝ち馬ロジクライ、中京巧者のワントゥワン、前走京王杯SC6着のリライアブルエース、長期休み明けをひと叩きされたスマートオーディン、昨年の新潟2歳S勝ち馬フロンティア、16年の中京記念勝ち馬ガリバルディ、京都金杯勝ち馬ブラックムーン、前走マーメイドS3着のミエノサクシード、安土城Sでモズアスコットに勝ったダイメイフジなど。ロジクライは東京の節分Sを逃げ切ったが、2着ヒーズインラブはその後2連勝でダービー卿CTを制した。前走マイラーズC7着は不甲斐なかったが、ハンデG3で巻き返すか。

ワントゥワンは中京芝[2−1−0−0]で芝1600mでは長久手特別(1600万)で直線一気を決めている。重賞実績がないため、ハンデは52キロ。外国人騎手では[4−1−1−0]。2戦2勝のMデムーロ騎手に乗り替わる。リライアブルエースは前走京王杯SCで0.2秒差の6着。直線で外に出せずにごちゃついて追い出しが遅れるロスがあった。中京芝1600mは[1−2−0−0]。ハンデは54キロ。2戦連続で戸崎騎手が騎乗する。スマートオーディンは重賞3勝の実力馬。屈腱炎から復帰して2戦目で一変に注意。

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