クイーンS
レース展望

過去10年で1番人気は[3−4−1−2]で7連対。G1馬は[0−1−0−1]、G1連対がない馬は[1−2−0−0]。昨年は前走ヴィクトリアマイルを勝ったアドマイヤリードが6着に終わった。2番人気は[4−0−0−6]で4連対、3番人気は[0−1−2−7]で1連対。6〜9番人気が5連対、10番人気以下が3連対。最近5年の馬連は63倍、20倍、26倍、41倍、22倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴を狙うのが妙味。

逃げ馬は[2−0−0−8]で勝った2頭は2連対。以前は逃げ馬の激走が多かったが、最近8年は3着以内なく不振。最近は5番手以内につけた馬と差し追い込み馬で決着することが多い。3歳馬は[4−1−1−16]、4歳馬は[1−3−3−28]、5歳馬は[2−6−6−36]、6歳馬は[3−0−0−15]、7歳馬は[0−0−0−2]。4歳馬は1番人気[1−2−1−2]、2番人気以下[0−1−2−26]。穴で6歳馬に注意。

ディアドラは昨年重馬場の秋華賞を後方からメンバー最速の35.7秒で差し切って優勝。ルメール騎手の神騎乗があったが、強烈な末脚だった。エリザベス女王杯は後方のまま見せ場なく12着。京都記念は中団から伸び切れず6着。前走ドバイターフは中団の外から伸びてリアルスティールと3着同着。あらためて能力があることを示した。昨年HTB杯を勝ったように洋芝をこなすタイプ。国内で芝1800〜2000mでは[4−0−0−0]。ドバイ遠征明けのため、どこまで仕上がってくるか。ルメール騎手はソウルスターリングではなくディアドラに騎乗する。

ソウルスターリングはデビューから6戦までは[5−0−1−0]で阪神JF、オークスを制したが、その後は[0−0−0−5]で6着止まり。今春は牝馬限定重賞を使い、阪神牝馬Sは10着、ヴィクトリアマイルは7着に終わった。稍重以上では[0−0−1−2]で3着止まり。前走ヴィクトリアマイルは稍重だった。芝1800mは[2−0−0−1]で札幌では新馬戦を勝っている。近走は速い上がりに対応できず、切れ負けが続いている。56キロを背負うが、適度に速い流れ、時計、上がりの掛かる馬場など条件が揃えば。鞍上はテン乗りの北村宏騎手。

前走中山牝馬S2着のフロンティアクイーン、マーメイドS勝ち馬アンドリエッテ、フィリーズレビュー勝ち馬リバティハイツ、昨年のクイーンS2着馬トーセンビクトリー、前走函館記念3着のエテルナミノル、モレイラ騎手が騎乗するアグレアーブルなど。フロンティアクイーンは芝1800m[2−3−0−1]で重賞では福島牝馬Sと中山牝馬Sで2着がある。牝馬限定G3では[0−4−1−1]。前4走は全て2着で勝ち馬とは0.1秒差以内。初の北海道滞在競馬でいつもより落ち着いていると重賞初制覇があってもおかしくない。

アンドリエッテはマーメイドSで重賞初制覇。芝1800mは[1−0−3−7]。今回は別定戦で前走より4キロ増の55キロを背負う。リバティハイツは芝1600mまでしか経験がない。先週の函館2歳Sのラブミーファインの逆パターンで人気がないようなら妙味あるか。3歳馬で51キロで出走できる。トーセンビクトリーは昨年のクイーンSで1枠1番からロスなく立ち回って0.4秒差の2着。今年も内枠を引いてロスなく立ち回れれば。札幌開幕週で人気薄の激走が多いレース。今年は極端な人気薄が激走する可能性がある。

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