アイビスSD
レース回顧

ダイメイプリンセスは外枠スタートから好位につけ、道中馬なりで進路を探しながら走り、メンバー2位の31.8秒で内から捌いて抜け出しレースを制した。勝ちタイムは53.8秒。ラブカンプーがハナを切って前半3F32.1秒。2F目から10秒台が3F続いてラスト1Fは11.6秒。ダイメイプリンスセスは道中手応えが良く、あとはどこを割るかというレースで秋山騎手が馬群を捌いて持ってきた。これで直線1000mは3戦3勝。勝ちタイムが速くなったのは追い風だったこともあるのだろう。メンバーレベルは高くなかったが、持ちタイム、上がりとも詰めて文句なしの勝利。 森田厩舎は重賞初制覇となった。次走は北九州記念に向かう予定。芝1200mは[3−1−1−8]で1000万条件を勝っている。ハンデがどうなるか。

ラブカンプーはハナを切ってメンバー3位の32.2秒でまとめて0.2秒差の2着。アイビスSDで小柄な馬は不振が続いていたが、424キロの3歳牝馬が軽量51キロでデータを破って連対した。以前のアイビスSDでは軽量3歳牝馬の激走が多かっただけに驚きはない。Mデムーロ騎手で2番人気に支持されていた。これで芝1000〜1200mでは[2−4−0−0]。ショウナンカンプ産駒でスピードの絶対値が高い。次走は北九州記念に向かう予定。小倉芝1200mは[1−2−0−0]。前走軽量で激走した馬は一気にハンデが重くならない。重賞制覇のチャンスがありそうだ。

ナインテイルズははスタートを決めて3番手につけ、メンバー4位タイの32.3秒でしぶとく伸びて0.4秒差の3着。前走水無川特別(1600万条件)を1分7秒6で逃げ切った馬が8番人気で穴をあけた。芝1200mを1分7秒台で2勝しているようにスピードの絶対値が高いのだろう。ただし他の馬が走らな過ぎた感もある。

レジーナフォルテは3番手からメンバー7位タイの32.4秒で伸びて0.5秒差の4着。昨年より3キロ重い54キロを背負って持ちタイムを0.1秒上回ったが、昨年と同様に最後は伸び切れなかった。スピードはあるが、小回りの芝1200mの方が向いている。

ペイシャフェリシタは外枠から好位につけたが、ラスト1Fから伸び切れず1.2秒差の11着。スタートして少ししてから位置を取るために仕掛けたことが堪えたか。道中は馬なりで進めて最後に爆発力を生かすのが理想だったが、それができなかった。[3−3−0−4]の芝1200mで見直したい。

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