関屋記念
レース展望
過去10年で1番人気は[2−3−1−4]で5連対。前走牡馬混合G1は[1−1−0−0]、前走G3は[1−2−0−1]。12番枠より外枠は[2−2−0−0]。2番人気は[2−2−0−6]で4連対、3番人気は[1−0−2−7]で1連対。連対馬16頭が5番人気以内、残る4頭は6、6、7、7番人気。最近5年の馬連は12倍、19倍、38倍、43倍、71倍。最近3年は人気薄が連対して中穴決着になった。
3歳[0−0−2−6]、4歳[3−4−1−12]、5歳[5−5−4−48]、6歳[1−1−1−37]、7歳以上[1−0−2−25]。最近4年の連対馬8頭のうち7頭が4、5歳馬。軸は人気の4、5歳馬から選びたい。6番人気以下は[2−2−6−98]で連対した4頭には重賞で連対が2回以上あった。重賞実績馬が前走重賞で負けて6番人気前後になって穴をあけるのがパターン。特に夏の新潟で実績のある馬に注意。
プリモシーンはフェアリーS勝ち馬。桜花賞は出遅れて後方からメンバー3位タイの34.3秒で追い込んで0.9秒差の10着。出遅れて位置取りが悪くなり、直線でもスムーズさを欠き、全く力を出せなかった。前走NHKマイルCは出遅れて後方を進み、直線で前が壁になって大きく外に持ち出したが、外からケイアイノーテックに被せられてスムーズさを欠き、最後も狭くなって脚を余し0.2秒差の5着に終わった。
出遅れ、直線で前が壁、外から被せられ、最後に狭くなるという全てにおいてスムーズさを欠いた。それで勝ち馬とは0.2秒差。まともなら勝ち負けできたのではないか。桜花賞、NHKマイルCで騎乗した戸崎騎手がリライアブルエースに騎乗するため、未勝利戦で騎乗した北村宏騎手に乗り替わる。戸崎騎手から解放されて全能力を発揮できるのかどうか。相馬眼的にマイルならアーモンドアイと遜色ない。
リライアブルエースは3歳時に屈腱炎を発症し長期休養があったが、今年は条件戦を3勝してオープン入り。京王杯SCは中団からメンバー4位の33.3秒で伸びて0.2秒差の6着。直線で外に出せずにごちゃついて追い出しが遅れるロスがあった。前走中京記念は後方からメンバー3位の34.2秒で追い込んで0.3秒差の3着。出遅れて位置取りが悪くなり、大外をブン回したことが堪えている。
まともに走ればいつ重賞を勝ってもおかしくないレベルに到達している。叩き2戦目で仕上がりは良さそうなため、前2走騎乗した戸崎騎手がどう乗るかが最大のポイント。15年以降の新潟芝1600mで戸崎騎手は1番人気で[4−4−2−3]、2番人気で[1−0−0−1]。1、2番人気での勝率は33%。過去10年の関屋記念でメンバー1、2位の上がりを繰り出した馬は[2−5−4−11]で2勝のみ。
中京記念4着馬フロンティア、同5着馬ワントゥワン、前走豊明Sを勝ったエイシンティンクル、昨年の関屋記念2着馬ウインガニオン、パラダイスS勝ち馬ショウナンアンセム、15年の新潟2歳S勝ち馬ロードクエスト、谷川岳S勝ち馬スターオブペルシャ、16年の関屋記念勝ち馬ヤングマンパワー、16年のオークス2着馬チェッキーノなど。人気になるリライアブルエース、プリモシーン、フロンティア、ワントゥワンは差し追い込みタイプ。これがどう出るか。
フロンティアは昨年の新潟2歳S勝ち馬。ファルコンS3着、中京記念4着と左回りで善戦している。叩き2戦目で前走中京記念と同じ53キロ。新潟2歳S勝ち馬が夏の新潟で復活するか。鞍上は福永騎手。ワントゥワンは前走中京記念で最後方から内を突いてメンバー最速タイの34.1秒で追い込んで0.4秒差の5着。外国人騎手で休み明けでなければ[4−1−0−0]。前走より2キロ重い54キロを背負うが、Mデムーロ騎手が上手く捌いて持ってくるか。
エイシンティンクルは小豆島特別を逃げ切り、豊明Sを先行抜け出して2連勝。ウインガニオンは昨年の中京記念1着、関屋記念2着が2番手からの粘り込み。ショウナンアンセムは多摩川特別とパラダイスSを逃げて2連勝。この3頭は前に行くタイプ。和田、津村、田辺騎手が同盟関係を築いて前残りの展開に持ち込むか。ヤングマンパワーは関屋記念で3、1、4着。芝1600mのG3で6番手以内につけたときは[3−0−1−2]。好位につけて前の3頭を直線を飲み込めば「ヤングマン」馬券がありえる。
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