札幌記念
レース展望

過去10年で1番人気は[2−5−1−2]で7連対。単勝1倍台は[0−4−0−0]、2倍台は[1−1−1−2]、3倍台は[1−0−0−0]。単勝1倍台は全馬2着に負けている。2番人気は[2−0−2−6]で2連対、3番人気は[0−0−1−9]で連対なし。6〜9番人気は4連対、10番人気は1連対。最近5年の馬連は42倍、4倍、140倍、13倍、376倍。本命を押さえながら人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

年齢別では3歳[1−1−1−8]、4歳[3−1−1−23]、5歳[3−4−5−28]、6歳[3−1−1−25]、7歳以上[0−3−2−32]で5歳馬が活躍。4歳馬は4番人気以内[1−0−1−8]で1連対のみ。5歳馬は1番人気[2−4−1−0]、2番人気以下[1−0−4−28]。7、8歳で連対した3頭は5、8、12番人気。穴で高齢馬に注意。牝馬は[2−1−2−17]、5番人気以内の関西馬なら[2−1−1−1]で堅実。

モズカッチャンは昨年オークス2着、秋華賞3着、エリザベス女王杯1着。今年は復帰戦の京都記念が4着、ドバイシーマクラシックが6着に終わったが、牡馬の一線級を相手に善戦している。芝2000mは[1−0−1−0]でフローラS1着、秋華賞3着がある。北海道は初めてだが、時計の掛かる馬場が合うタイプだけに洋芝は問題なさそう。休み明けでは実績がないが、ドバイ遠征明けでどこまで仕上がってくるか。今年の重賞で鮫島厩舎は[0−0−0−11]。夏場に強い厩舎。そろそろ目を覚ますか。鞍上はMデムーロ騎手。

マカヒキは16年のダービー馬。昨年は国内に専念し[0−0−1−4]で3着止まり。大阪杯4着、天皇賞(秋)5着、ジャパンC4着と大崩れはないが、善戦止まりが続いている。芝2000mは[2−1−0−2]で弥生賞1着、皐月賞2着がある。3歳時のデキが戻ればあっさり勝ってもおかしくないが、3歳時のフランス遠征が堪えたのか、末脚が鳴りを潜めている。前3走は内田博騎手が騎乗したが、今回はルメール騎手が騎乗する。これまでルメール騎手では[3−0−0−2]。道中の位置取り、コース取りがカギになる。

昨年の札幌記念勝ち馬サクラアンプルール、一昨年の札幌記念勝ち馬ネオリアリズム、マイルから転戦してきたサングレーザー、前走大阪杯5着のミッキースワロー、青葉賞勝ち馬ゴーフォザサミット、2連勝中のマイスタイル、重賞3勝の逃げ馬マルターズアポジーなど。今年は例年以上に多彩なメンバーが揃った。サクラアンプルールは昨年中団から差し切って2分00秒4で優勝。今年は中山記念4着、日経賞3着、函館記念2着と一戦ごとに着順を上げてきた。ただし今年は昨年よりメンバーが揃っている。

ネオリアリズムは昨年中山記念とクイーンエリザベス2世Cを連勝。札幌芝は[3−0−0−0]。モレイラ騎手が積極策で粘らせるか。サングレーザーは昨年秋以降G1、G2を使われ1、3、3、1、5着。札幌芝は[2−0−0−0]。得意の洋芝で距離を克服するか。ミッキースワローは前走大阪杯5着は出遅れが堪えた。横山典騎手では[1−1−0−2]でG2では[1−1−0−0]。マイスタイルは条件戦を2連勝。昨年の弥生賞2着馬。田中勝騎手は勝てば15年福島牝馬S・スイートサルサ以来3年ぶりの重賞制覇となる。

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