キーンランドC
レース展望

サマースプリントシリーズ第4戦。過去10年で1番人気は[1−4−3−2]で5連対。牡馬は[0−2−2−2]、牝馬は[1−2−1−0]。牡馬は取りこぼしが多い。2番人気は[3−2−0−5]で5連対、3番人気は[2−0−1−7]で2連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が3連対。最近5年の馬連は10倍、13倍、306倍、9倍、45倍。人気馬に人気薄を絡めて中穴以上を狙うのが妙味。

牡馬は[4−6−5−83]、牝馬は[6−4−5−40]。牝馬が6勝を挙げており連対率も高い。4番人気以内では牡馬[2−3−4−17]、牝馬[5−3−2−4]。夏のスプリント重賞は牝馬が強い。人気の牝馬に注目。16番人気で勝ったタニノマティーニ、12番人気で勝ったエポワスは、函館&札幌芝1200mで[5−0−0−7]、[3−4−1−5]の実績があった。穴で北海道で実績のある馬に注意。

レッツゴードンキは芝1200m[0−3−2−3]で国内G1では[0−3−0−2]。2走前の高松宮記念では内ラチ沿いの8番手からメンバー8位タイの34.6秒で抜け出してファインニードルにハナ差の2着に入った。札幌芝は[1−0−3−0]でキーンランドC3着がある。時計の掛かる馬場を得意にしており洋芝適性は高い。休み明けは[0−1−2−3]。本番前にどこまで仕上げてくるか。骨折で休養していた岩田騎手は今週から復帰する。スプリントG1で2着3回は全てイン突き。馬場と枠順がポイントになる。

ナックビーナスは芝1200m[4−4−3−4]でG1では[0−0−1−1]。2走前の高松宮記念は6番手からメンバー10位の34.7秒で伸びて0.1秒差の3着に入った。3走前のオーシャンSでは7枠13番から出遅れて頭差の2着。それまで芝1200mで10番より外では[0−0−0−5]だったが、地力が強化され、外枠を克服できるようになった。前走函館スプリントSは1番人気に支持され、3番手から伸び切れず0.1秒差の3着。過去2年のキーンランドCは5、3着。モレイラ騎手で今年は1着がある?

前走函館日刊スポーツ杯を勝ったダノンスマッシュ、京王杯SC勝ち馬ムーンクエイク、京王杯SC2着馬キャンベルジュニア、函館スプリントS2着のヒルノデイバロー、オーシャンS勝ち馬キングハート、2走前にTVh賞を勝ったデアレガーロ、葵S2着のトゥラヴェスーラ、前走バーデンバーデンCを勝ったタマモブリリアンなど。台風の進路次第で週末は雨が降る可能性がある。先週は稍重で500万条件の勝ちタイムは1分10秒5だった。昨年のキーンランドCは1分9秒0(良)。馬場適性が大きなポイントになりそうだ。

ダノンスマッシュは前走函館日刊スポーツ杯(1600万)で3番手から抜け出して1分8秒4で快勝。前半3Fは34.3秒でそれほど速くなかったが、折り合いがついていた。安田隆厩舎のロードカナロア産駒が初の芝1200mで走りが一変。3歳馬のため、53キロで出走できる。鞍上は北村友騎手。

ムーンクエイクは前走京王杯SCを中団の外からメンバー3位の33.2秒で差し切って1分19秒5のレコードで優勝。ルメール騎手がこの日の勝てるポジションにつけて持ち味の高速ラップの持続力を引き出した。ルメール騎手では[6−1−0−1]。初の芝1200m、58キロを克服できるか。

キャンベルジュニアはダービー卿CT2着、京王杯SC2着と復調してきた。京王杯SCでは勝ったムーンクエイクと頭差だった。ちなみに京王杯SCのレースの1200m通過は1分7秒8だった。初の芝1200mになるが、陣営はMデムーロ騎手を確保している。1200mなら道悪をこなすか。

ヒルノデイバローは前走函館2歳Sで好位からしぶとく伸びて2着に入り10番人気で波乱を演出。直線で内がごちゃついて脚を余した馬が多かったが、ヒルノデイバローは自分のスペースを確保して目一杯追うことができた。昨年のUHB賞では1分7秒7で走って2着がある。得意の北海道でもう一丁か。

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