新潟2歳S
レース回顧
ケイデンスコールは中団の後ろからメンバー最速の33.1秒で大外から差し切ってレースを制した。勝ちタイムは1分35秒5(稍重)。エルモンストロが逃げて前半5F61.5秒のスローペース。前半3F36.3秒、後半3F34.0秒で上がりの速さが問われるレースになった。勝ったケイデンスコールはスローの上がり勝負で持ち前の決め手を発揮。馬場の内側が荒れて外差しが決まりやすくなったのも良かったのだろう。これで3戦連続で最速上がり。安田隆厩舎のロードカナロア産駒。末脚に威力があるが、まだ馬体に緩い部分があり、言われているほど完成度は高くない。重賞を勝ったが、今回はメンバーに恵まれた感がある。
アンブロークンは7番手からメンバー2位の33.2秒で伸びてクビ差の2着。出遅れて道中行きたがり惨敗してもおかしくないレースだったが、最後は地力で伸びて2着を確保。先行して抜け出した新馬戦とは全く違うレースになったが、速い上がりを繰り出して能力があることを示した。
スティルネスは4番手からメンバー3位の33.3秒で伸びてクビ+ハナ差の3着。15年の新潟2歳Sで直線一気を決めたロードクエストの半妹が8番人気で激走した。前走福島芝1200mの上がりは35.6秒だったが、直線の長い新潟外回りで速い上がりを繰り出した。馬体は地味だが、半兄の血が騒いだか。
ジョディーは中団からメンバー4位の33.6秒で伸びて0.3秒差の4着。直線で狭いところを割れずに内に切れ込むロスがあった。新馬戦は逃げ切り勝ち。スローの上がり勝負で切れ負けしたが、慣れてくれば差すレースでも問題なさそう。ダイワメジャー産駒。もっと地力が問われるレースが合っている。
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