小倉２歳Ｓ
レース回顧
ファンタジストは３番手につけ、メンバー４位タイの３５．４秒で抜け出してレースを制した。勝ちタイムは１分８秒９。チュウワフライヤーが逃げて前半３Ｆ３３．４秒。同日の８Ｒの５００万（牝）が前半３Ｆ３３．３秒で逃げた馬が１分７秒８で優勝。それを考えると流れは速くなく、勝ちタイムも平凡。例年よりメンバーレベルが低かったのではないか。ファンタジストは正攻法のレースで快勝。武豊騎手はツチアーナミノルではなくこちらを選んで正解だった。調教診断に「運動神経のいい馬で動きが俊敏でメリハリがある」と書いたが、やはり今の小倉に合っていた。武豊騎手は最後の直線で追い負けることが多いが、今年の小倉では乗れていた。昨年アサクサゲンキで勝っており２連覇を達成。ファンタジストはマイルくらいまではこなせそうなタイプ。次走は京王杯２歳Ｓに向かう予定。
アズマヘリテージは中団からメンバー２位タイの３５．３秒で伸びて０．３秒差の２着。小倉芝１２００ｍの新馬戦は前半３Ｆ３３．６秒で勝ちタイムは１分９秒６。小倉芝１２００ｍの勝ちタイムの遅い馬が激走する傾向通り激走した。レースレベルが高くならなかったことも良かったのだろう。
ミヤジシルフィードは中団の後ろからメンバー２位タイの３５．３秒で伸びて０．３秒差の３着。２着とはクビ差。小倉芝１２００ｍの新馬戦は前半３Ｆ３４．１秒、勝ちタイムは１分９秒２。特に目立つタイムではなかった。一度使って馬体が１４キロ絞れてスッキリとしていた。ロードカナロア産駒。和田騎手の腕もあるか。
チュウワフライヤーはハナを切って直線で伸び切れず０．４秒差の５着。末脚を生かしたい馬が１枠１番から押し出されてハナを切ったことが堪えた。馬場の荒れた内を通らされたことも堪えている。
シングルアップは出遅れて前半脚を使って追い上げたが、直線で伸び切れず０．４秒差の６着。前走フェニックス賞を逃げ切った馬が出遅れて前半脚を使ったことが堪えた。芝１４００ｍでもやれる馬。
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