ローズS
レース展望
秋華賞トライアル。過去10年で1番人気は[4−2−1−3]で6連対。前走オークスで3着以内に入った馬は[4−2−0−1]。今年はオークス1〜5着馬の出走がない。2番人気は[1−1−1−7]で2連対、3番人気は[0−0−2−8]で連対なし。6〜9番人気が7連対、10番人気以下が3連対。最近5年は必ず人気薄が連対し、馬連は78倍、210倍、17倍、74倍、213倍。かなり波乱傾向が強い。
前走オークス4着以内は[7−3−0−10]、5〜9着は[1−1−1−12]、10着以下は[0−0−1−14]。今年はオークス1〜5着馬がいない点をどう考えるか。連対馬20のうち17頭が上がり3Fメンバー3位以内。1〜3着馬では30頭のうち23頭が上がり3Fメンバー3位以内。直線の長い阪神外回りコースで速い上がりを繰り出せないと通用しにくい。前残りもあるが、末脚のしっかりした馬を重視したい。
サトノワルキューレはフローラSで最後方からメンバー最速の33.4秒で大外一気を決め、1分59秒5で優勝。前走オークスは3番人気に支持されたが、中団から伸び切れず1.3秒差の6着に終わった。中団から早めに動いたこともあり、33秒台の末脚を繰り出せなかった。近走は長い距離を使われているが、京都芝1800mの新馬戦を1分52秒1(重)で勝っている。今回は桜花賞&オークス1〜3着馬の出走がなく、重賞勝ち馬はサトノワルキューレとカンタービレしかいない。Mデムーロ騎手でかなり人気を集めそうだ。
カンタービレはフラワーCで好位から抜け出してトーセンブレスをクビ差完封して重賞制覇。前走オークスは4番手から一杯になって13着。上位に入った馬と同じような位置にいたが、直線で伸び切れなかった。これまで[2−2−0−1]で芝1800mは[2−0−0−0]。京都芝1800mの未勝利戦を3馬身差で圧勝したが、ラスト3Fは12.2−11.9−11.4秒で尻上がり。最後は流す余裕があった。立ち回りが上手く好位からひと脚使えるタイプ。中竹厩舎はサトノワルキューレと2頭出し(どちらも元・角居厩舎)。
前走500万条件をレコード勝ちしたサラキア、フラワーC2着馬トーセンブレス、クイーンC2着馬フィフニティ、忘れな草賞勝ち馬オールフォーラヴ、スイートピーS3着馬ゴージャスランチ、前走1000万条件2着のウラヌスチャーム、ウスベニノキミなど。サラキアはチューリップ賞が0.7秒差の4着、フローラSは0.2秒差の4着でクラシックに出走できなかった。前走青島特別は最後方から捲ってメンバー最速の34.0秒でまとめて3馬身半差で圧勝。500万条件では力が違うといった内容だった。権利獲り成功なるか。
トーセンブレスは阪神JFと桜花賞で4着。末脚のしっかりした馬で阪神外回りは合っている。オークスを左前挫跖で出走を取り消したが、休み明けでどこまで仕上がってくるか。フィフニティは紫苑Sに登録していたが、芝1800mのローズSを先着。大事に育てる藤原英厩舎の管理馬。どこまで馬体が成長してくるか。オールフォーラヴは阪神芝1800mのアルメリア賞で直線で不利があり1分45秒7で走って0.3秒差の2着。母レディアルバローザは中山牝馬Sを2勝。得意の阪神、2戦2勝の川田騎手で変わり身に注意。
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