毎日王冠
レース展望
過去10年で1番人気は[4−2−0−4]で6連対。古馬混合G1で連対がある馬は[0−2−0−1]。前走東京芝重賞を勝って直行した馬は[4−2−0−1]。2番人気は[1−1−0−8]、3番人気は[1−1−0−8]で各2連対。6〜9番人気が4連対、10番人気以下が2連対。最近5年の馬連は37倍、277倍、18倍、8倍、23倍で中穴決着が多い。本命を押さえて中穴以上を狙うのが妙味。
年齢別では3歳[2−3−0−9]、4歳[3−3−3−19]、5歳[3−2−2−27]、6歳[1−2−2−18]、7歳以上[1−0−3−24]。芝1600〜1800mのG2以上で連対がある3歳牡馬は[2−2−0−3]で4連対。5歳で連対した馬は1、2、3、8、11番人気。穴で中距離重賞実績のある関西馬に注意。7歳以上は[1−0−3−24]だが、11年以降は[0−0−1−18]で不振。
アエロリットは昨年のNHKマイルC勝ち馬。今年は中山記念2着、ヴィクトリアマイル4着、安田記念2着。ヴィクトリアマイルは休み明け、渋った馬場、上がり勝負が影響して4着(レース後に左前脚落鉄が判明)に終わったが、良馬場でハイペースになった安田記念は3番手からクビ差の2着に粘った。NHKマイルCが1分32秒3、安田記念が1分31秒3。1年経ってさらに地力が強化され、強くなっている。
これまで牝馬G1では[0−0−0−3]だが、牡馬混合G2以上では[1−2−0−0]。タフなレースになる牡馬相手の方が力を発揮しやすいタイプ。東京芝は[2−2−0−1]、芝1800mは[1−1−0−0](札幌、中山)。前走より1キロ軽い55キロで出走できる。休み明けになるが、最終調教は坂路で1番時計を出している。戸崎騎手からモレイラ騎手に乗り替わる。仕上がっていれば久々は苦にしない。
サトノアーサーは前走エプソムCで6番手からメンバー3位タイの35.2秒で差し切って重賞初制覇。これまで[4−3−2−2]、G2以下では[4−3−2−0]で3着以内を確保。芝1800mは[2−2−1−0]で休み明けを除くと[2−2−0−0]でエプソムC1着、きさらぎ賞と毎日杯で2着がある。過去10年で前走エプソムC勝ち馬は[3−0−1−3]で1番人気なら[3−0−0−0]。鞍上は戸崎騎手。
スプリングS勝ち馬ステルヴィオ、NHKマイルC勝ち馬ケイアイノーテック、ニュージーランドT勝ち馬カツジ、昨年の毎日王冠4着馬ダイワキャグニー、昨年の菊花賞馬キセキ、昨年の大阪杯2着馬ステファノス、前走札幌記念4着のサウンズオブアース、2走前に都大路Sを勝ったサンマルティンなど。土日は曇り時々晴れの予報で気温が30℃前後に上がる予定。気温が上がると夏に強いタイプの激走があるかもしれない。
ステルヴィオは芝1800m以下[3−2−0−0]で連対率100%。芝1800mは[2−0−0−0]でスプリングSでエポカドーロ(皐月賞馬)に勝っている。朝日杯FSでは4着ケイアイノーティックにクビ+ハナ差先着し2着。休み明け[2−1−0−0]で仕上がり早のタイプ。適距離、55キロで古馬を相手にどこまでやれるか。引き続きルメール騎手が騎乗する。
ケイアイノーテックはNHKマイルCで後方2番手からメンバー最速の33.7秒で大外から差し切って1分32秒8で優勝。藤岡佑騎手が4コーナー手前から早めに仕掛けて持ち味の末脚の持続力を生かし切った。デビューから全て芝1600mを使われ[3−2−1−1]で4着以内を確保。休み明け、距離1F延長がどう出るか。G1馬のため、ステルヴィオより1キロ重い56キロを背負う。
カツジはデイリー杯2歳Sで3着ケイアイノーティック(休み明け)に0.4秒先着の2着。ニュージーランドTは後方2番手からメンバー2位の33.9秒で外から差し切って1分34秒2で優勝。レースのラスト3Fは12.1−11.6−11.4秒で尻上がりだった。頭差の2着はケイアイノーテック。全兄ミッキーグローリーは京成杯AHを重賞初制覇。血の勢いでここも突破するか。
ダイワキャグニーは前走エプソムCで14着に終わったが、重馬場&荒れ馬場でまともに走っていない。東京芝1800mは[3−0−0−2]。エプソムCでは1番人気だった。キセキは芝2000m以下[3−0−1−1]。距離短縮で以前の切れ味が戻れば。ステファノスはG1前のG2だが、お茶を濁す年齢ではない。ただし過去10年で7歳馬は[0−0−2−17]で3着止まり。
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