京都大賞典
レース展望

過去10年で1番人気は[3−1−2−4]で4連対。古馬混合G1で連対がある馬は[3−1−2−1]、連対がない馬は[0−0−0−3]。2番人気は[1−1−3−5]、3番人気は[2−0−1−7]で各2連対。6〜9番人気が6連対、10番人気以下が1連対。最近5年のうち4年で人気薄が連対し、馬連は902倍、28倍、6倍、14倍、43倍で荒れている。G1馬が少なければ、中穴以上を狙うのが妙味。

上がり3F別はメンバー1位[3−4−0−4]、2位[4−0−2−5]、3位[2−2−3−4]、4〜5位[0−3−2−16]、6位以下は[1−1−3−56]。上がり1〜3位が15連対。開幕週の京都外回りの長距離戦で上がりの速さが問われる。6番人気以下で連対した7頭のうち3頭に京都芝2400mのG2で勝ち星があった。残る4頭のうち3頭にG2で3着以内。穴で京都芝2400mのG2で実績のある馬に注意。

シュヴァルグランは昨年のジャパンC勝ち馬。今年は大阪杯で13着に終わったが、天皇賞(春)では1番人気でクビ差の2着に入った。2年連続惨敗した宝塚記念はパス。昨年の京都大賞典は1番人気に支持されたが、大外から捲って0.1秒差の3着。連対した2頭は内をロスなく回っていた。G2では[2−2−1−1]、芝2400mは[4−1−2−0]で京都では[1−1−1−0]、58キロでは[1−2−1−2]。

他馬より重い58キロを背負うが、G1馬が自分とサトノダイヤモンドのしかいないメンバーなら問題ないか。レイデオロ、スワーヴリチャードとともに現役古馬最強レベルに位置する馬。レイデオロは秋緒戦のオールカマーを1番人気で制している。能力的に仕上がり次第であっさりもあるが、目標はジャパンC連覇だけにここで無理できない面もある。春は大阪杯でお茶を濁して惨敗している。鞍上は今週から復帰する福永騎手。

サトノダイヤモンドは昨年の天皇賞(春)までは[7−1−2−0]で菊花賞、有馬記念を優勝。その後は[0−0−1−4]で連対がない。前走宝塚記念は後方から捲ったが直線で一杯になって0.6秒差の6着に終わった。池江厩舎の管理馬は無理やりパフォーマンスを引き上げるため、一旦調子を崩すと立ち直れない馬が多い。京都芝は[3−0−1−0]。シュヴァルグランより1キロ軽い57キロ。川田騎手に乗り替わる。

日経新春杯勝ち馬パフォーマプロミス、昨年の京都大賞典勝ち馬スマートレイアー、ステイヤーズSを3連覇したアルバート、目黒記念勝ち馬ウインテンダネス、昨年の京都新聞杯勝ち馬プラチナムバレット、芝2400m[5−0−1−1]の地方馬サンエイゴールドなど。パフォーマプロミスは京都外回りの良馬場で[2−0−1−0]。日経新春杯は54キロだったが、今回は57キロを背負う。岩田騎手がインを突いて持ってくるか。

スマートレイアーは昨年の京都大賞典を後方から内を突いてメンバー最速の33.4秒で差し切り2分23秒0で優勝。その後は6、5、9、7、10着で不振が続いている。8歳牝馬。リフレッシュしてどこまで立ち直ってくるか。アルバートはG2[3−1−0−4]でAR共和国杯でシュヴァルグランに半馬身差の2着がある。今年は4、8、13着だが、札幌で騎乗して馬が変わるきっかけになったモレイラ騎手で一変に注意。

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