スワンS
レース回顧
ロードクエストは後方2番手を進み、大外からメンバー最速の34.2秒でモズアスコットを交わしハナ差でレースを制した。勝ちタイムは1分21秒5。レーヌミノルが逃げて前半3F34、7秒、5F57.9秒。ロードクエストは直線で前と後ろでかなり差があったが、強烈な末脚で差を詰め、最後はモズアスコットとのクビの上げ下げをハナ差で制した。ただしモズアスコットは休み明けで58キロを背負い、馬体10キロ増で余裕残しの仕上げだった。近走は善戦止まりが続いていたが、Mデムーロ騎手が騎乗し久々に最速上がりを繰り出した。16年京成杯AH以来の勝利。これでMデムーロ騎手では[2−1−0−0]。モズアスコットがまともに走っていないだけにレースはOPレベル。復活Vを飾ったが、その点は考慮しておきたい。
モズアスコットは中団の後ろからメンバー2位の34.5秒で伸びてハナ差の2着。直線で追われても反応が鈍く、途中で内にモタれて立て直すロスがあった。休み明けで馬体が10キロ増えて少し太め残り。そのあたりが影響したが、地力でハナ差の2着を確保。あっさり勝てるメンバーだったが、G1前哨戦というレースはこういうものなのだろう。次走はマイルCS。相馬眼的に十分勝ち負けできる馬。春秋マイルG1制覇なるか楽しみだ。
グァンチャーレは5番手からメンバー3位の35.1秒で伸びて0.1秒差の3着。好位からしぶとく伸びて3着を確保。今年は[0−3−2−1]でG2のマイラーズC6着を除き3着以内を確保。芝1400mは2戦目だったが、流れに乗っていたように全く問題ないようだ。勝ちタイムが遅く、OP特別レベルのレースになったことも良かったのだろう。
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