JBCスプリント
レース展望
マテラスカイは2走前のプロキオンSで重賞初制覇。ハナを切って前半3F33.5秒のハイペースで飛ばし、メンバー5位の35.6秒で後続を引き離し4馬身差で圧勝。勝ちタイム1分20秒3はレコード。従来のレコードを1.6秒更新した。1000m通過が56.3秒、1200m通過が1分7秒5で芝並みのタイムだったが、下級条件でも時計が出ており、通常より2秒程度速い高速馬場だった。
前走東京盃は0.4秒差の4着に終わったが、休み明けで大井に輸送して馬体18キロ増で太め残りだった。中央のダートで逃げたときは[4−1−0−0]で現在4連勝中。京都ダ1200mで逃げたときは[1−1−0−0]で橿原S(1600万)を1分11秒0(稍重)で走り5馬身差で圧勝している。武豊騎手では[4−0−0−2]。脚抜きのいい馬場が得意なタイプ。良馬場で真価が問われる。
グレイスフルリープは昨年以降ダ1200m[2−0−1−1]でコリアスプリント、東京スプリントを優勝。東京スプリントでは逃げてキタサンミカヅキ、ネロを完封し1分11秒8(不良)で優勝。前走東京盃は0.2秒差の3着。休み明けで馬体が12キロ減っていた。8歳馬でも大きな衰えはない。2戦連続でルメール騎手が騎乗する。今秋の重賞でルメール騎手は[10−3−1−1]でG1−3連勝中。
前走東京盃を勝ったキタサンミカヅキ、同2着馬ネロ、前走コリアスプリントを勝ったモーニン、芝に転戦してきたナックビーナス、セイウンコウセイ、昨年のプロキオンS勝ち馬キングズガード、昨年のJBCスプリント勝ち馬ニシケンモノノフなど。キタサンミカヅキは前走東京盃を好位抜け出しで優勝。昨年以降のダート重賞で[2−2−0−1]で唯一5着に終わった昨年のJBCスプリントは0.1秒差だった。
モーニンは初のダ1200mとなった前走コリアスプリントを優勝。ダ1400mは[4−1−0−0]。短距離ではまだ底を見せていない。Cデムーロ騎手が騎乗する。ナックビーナスはダート[1−2−0−1]、セイウンコウセイはダート[1−3−0−0]で堅実に走っている。ニシケンモノノフは京都ダ1200m[2−0−0−1]。近走不振が続いている7歳馬。前2走より軽い57キロで巻き返せるか。
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