チャンピオンズC
レース展望

ジャパンCダート時代を含め、過去10年で1番人気は[3−2−2−3]で5連対。11年までは[3−0−1−0]でだったが、12年以降は[0−2−1−3]で未勝利。2番人気は[1−0−1−8]で1連対、3番人気は[1−2−1−6]で3連対。6〜8番人気が7連対、10番人気以下が1連対。最近5年の馬連は48倍、54倍、110倍、13倍、41倍。人気馬と人気薄で中穴以上の決着が続いている。

連対馬20頭のうち16頭が前走3着以内。前走4着以下から連対した4頭のうち3頭にダートG1で勝ち星があった。ダートG1実績馬なら巻き返し可能。前走10着以下は[0−0−1−18]で3着止まり。6番人気以下で連対した8頭のうち7頭が前走ダート重賞で3着以内に入っていた。前走2、3着に負けた馬は人気の盲点になりやすい。穴で前走重賞3着以内、6〜8番人気を満たす馬、特に関西牡馬に注意。

ルヴァンスレーヴは[6−1−0−0]で休み明けの伏竜S2着を除き勝っている。G1は[3−0−0−0]で全日本2歳優駿、ジャパンダートダービー、南部杯を優勝。ジャパンダートダービーは後方から捲って2分5秒8で優勝。0.3秒差の2着オメガパフュームはシリウスSを勝ち、JBCクラシックで2着に入った。前走南部杯は中団から抜け出して1番人気ゴールドドリームに0.2秒差をつけて快勝。中京は初めてになるが、左回りダートは[5−0−0−0]でダ1800mも守備範囲。Mデムーロ騎手では[6−0−0−0]。今秋のG1でMデムーロ騎手は[0−3−2−3]で2、3着が多い。メンバー的にあっさりもあるか。

ケイティブレイブはダートG1[3−3−1−4]で帝王賞、川崎記念、JBCクラシックを優勝。今年は[4−1−0−1]でダ1600mのフェブラリーS11着を除き、連対を確保している。前走JBCクラシックは中団の外から外から徐々に進出し、メンバー4位の37.0秒で差し切って1分56秒7で優勝。中央のダート重賞では不振が続いていたが、ようやく充実期を迎え、中央G1初制覇を飾った。昨年のチャンピオンズCは1枠2番から3番手につけたが、直線で伸び切れず0.3秒の4着。前にいた2着テイエムジンソク、3着コパノリッキーを交わせなかった。自在性がある馬。福永騎手が流れと位置取りをマッチさせられるかがカギ。

JBCクラシック2着のオメガパフューム、同3着のサンライズソア、武蔵野S勝ち馬サンライズノヴァ、フェブラリーS勝ち馬ノンコノユメ、JBCレディスクラシック勝ち馬アンジュデジール、シリウスS2着馬ウェスタールンド、重賞6勝の実力馬インカンテーション、福島民友C勝ち馬ヒラボクラターシュなど。外国馬はスティーブンフォスターHC(米G1)を勝ったパヴェルが出走する。ゴールドドリームは右肩筋肉痛で回避した。週末は雨は降らない予報。良馬場でのレースになりそうだ。

オメガパフュームは[4−2−1−0]で3着以内を確保。ジャパンダートダービーはルヴァンスレーヴに0.3秒差の2着。シリウスSは後方から捲ってメンバー2位の35.9秒で抜け出し2分1秒5(不良)で優勝。前走JBCクラシックは中団の後ろからメンバー2位の36.7秒で外から伸びて0.1秒差の2着。4コーナーで外に膨れ、かなり厳しい位置にいたが、外を回っていい脚を長く使って0.1秒差まで追い上げた。左回りは青竜S3着の1戦のみ。タフなレースが続いているため、状態面を維持できるかがカギ。テン乗りのCデムーロ騎手に乗り替わる。

サンライズソアはダート重賞[2−2−3−0]で前3走は平安S1着、シリウスS3着、JBCクラシック3着。前走は道中テイエムジンソクに来られたことが堪えている。今年は全てダ1900〜2100m。距離短縮がどう出るか。モレイラ騎手が騎乗する。サンライズノヴァ、ノンコノユメは最速上がりを連発している。16年に勝ったサウンドトゥルーのように上手く立ち回れるかがカギ。ウェスタールンドはシリウスSでオメガパフュームにクビ差の2着。0.3秒差の3着にサンライズソア。ダ1800mは初めてになるが、芝では1800mがベストだった。

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